赤穂城

(あこうじょう)
📍 近畿兵庫県 赤穂市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

赤穂城は兵庫県赤穂市にある、瀬戸内海に面した平城です。1648年(慶安元年)に浅野長直が築き始め、甲州流軍学者の近藤三郎左衛門正純の設計と指揮で1661年に完成しました。十字砲火を浴びせる横矢掛かりを随所に配した複雑な縄張りが特徴で、天守は最後まで建てられませんでした。今は復元整備が進む本丸の門や櫓、国の名勝の本丸庭園と二之丸庭園を見ることができます。

【歴史】

赤穂城は、1645年(正保2年)に常陸笠間から兵庫県赤穂市へ移った浅野長直が、1648年(慶安元年)に築き始めた城です。設計と工事の指揮は家臣で甲州流軍学者の近藤三郎左衛門正純が担い、十三年の歳月をかけて1661年(寛文元年)に完成しました。1701年、三代長矩が江戸城中で刃傷に及んで浅野家は改易となり、城は幕府に引き渡され、のちに森家が入って明治まで続きました。

【特徴】

赤穂城の特徴は、軍学の理論に基づいて設計された、変化に富む複雑な縄張りにあります。瀬戸内海に面した平城でありながら、屏風のように折れ曲がる石垣を多用し、攻め寄せる敵に十字砲火を浴びせられるよう横矢掛かりを随所に配しました。鉄砲戦を強く意識した構えは近世城郭でも珍しく、天守台は高く築かれたものの、天守が建てられることは最後までありませんでした。曲輪は本丸、二之丸、三之丸の三つです。

【見どころ】

見どころは、復元整備が進む本丸の門や櫓、そして地表に示された御殿の間取り表示です。池と築山からなる本丸庭園と二之丸庭園は国の名勝に指定され、水を巧みに取り込んだ大名庭園の姿を今に伝えています。城内には四十七士を祀る大石神社が鎮座し、家老大石良雄の屋敷跡に残る長屋門は江戸期の数少ない現存建築として貴重です。大手隅櫓の白壁も赤穂城を象徴する眺めとなっています。

【トリビア】

赤穂城跡は1971年に国の史跡に指定されています。赤穂の城下には江戸初期に整備された上水道が引かれ、江戸の神田上水、備後福山の上水と並ぶ日本三大上水道の一つに数えられました。毎年十二月十四日には義士祭が催され、討ち入りの装束をまとった行列が城下を練り歩き、忠臣蔵ゆかりの地として多くの人でにぎわいます。城跡は日本百名城の第60番に選ばれています。

📅 最終更新: 2026/9/25
赤穂城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です