赤城山

(あかぎやま)
📍 群馬県 前橋市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

赤城山は群馬県のほぼ中央にそびえる火山群の総称で、最高峰の黒檜山は標高1828メートルに達します。山頂部のカルデラには大沼や小沼が水をたたえ、湖畔の赤城神社とともに静かな山上の景色をつくっています。なだらかに長く伸びる裾野が特徴で、日本百名山にも選ばれ、上毛三山のひとつとして群馬の人々に親しまれてきました。

【歴史】

赤城山は古くから山そのものを神とあおぐ信仰の対象で、山上の湖のほとりに鎮まる赤城神社は各地の赤城神社の本社とされてきました。江戸時代の侠客である国定忠治が「赤城の山も今宵限り」と語ったと伝わる舞台でもあり、講談や芝居を通じてその名が全国へ広まりました。郷土かるたの上毛かるたにも「裾野は長し赤城山」と詠まれています。

【特徴】

赤城山は一つの峰の名ではなく、黒檜山や駒ヶ岳、地蔵岳などが環状に連なる山体全体を指す呼び名です。二重式の火山で、中央のくぼ地には大沼と小沼という火口原湖があり、湿原の覚満淵も寄り添います。これらの湖沼は群馬県前橋市にある山上の景勝地で、関東平野へゆるやかに落ちていく裾野の長さは日本でも指折りとされます。

【見どころ】

標高およそ1310メートルの大沼は周囲約4キロあり、湖上の小鳥ヶ島に朱塗りの赤城神社が建ち、水面に映る社殿が絵になります。冬には湖面が凍りつき、氷上のワカサギ釣りが山の名物として親しまれてきました。大沼の登山口から最高峰の黒檜山へ登れば、山頂近くの展望地から谷川連峰や関東平野までを一度に見渡せます。

【トリビア】

大沼の本来の読みは「おの」で、近ごろは「おおぬま」と読まれることが多くなったといわれます。赤城山は活火山に分類されていますが、記録に残る噴火はなく、最も新しい火山地形も二万年以上前にできたと考えられています。作家の志賀直哉が山上に滞在して小説「焚火」を書いたことでも知られ、文学の舞台にもなってきました。

📅 最終更新: 2026/9/7
赤城山
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です