四方を海に囲まれた日本において、古くから船乗りたちの道標として重要な役割を果たしてきたのが「灯台」です。その中でも特に歴史的・文化的な価値が高く、壮大な景観を誇る日本三大灯台として知られるのが、千葉県の「犬吠埼灯台」、島根県の「出雲日御碕灯台」、和歌山県の「潮岬灯台」です。これらはすべて西洋の技術を取り入れて明治時代に建設された洋式灯台であり、現在も海の安全を見守り続けています。
A.最も早く光を灯したのは潮岬灯台です。1870年(明治3年)に仮点灯し、1873年(明治6年)9月15日に本点灯しました。犬吠埼灯台は1874年(明治7年)11月15日、出雲日御碕灯台は1903年(明治36年)4月1日に初点灯しています。
A.最も高いのは出雲日御碕灯台で、塔の高さは43.65メートルあり、石造りの灯台として日本一です。犬吠埼灯台は約31.3メートルで、レンガ造りの灯台では日本第2位の高さです。潮岬灯台は高さ22.5メートルの石造りの灯台です。
A.犬吠埼灯台はレンガ造り、出雲日御碕灯台と潮岬灯台は石造りです。犬吠埼灯台は約19万3千枚の国産レンガを積み上げて築かれました。出雲日御碕灯台は切り石積みの内側にレンガを積んだ二重の壁で、潮岬灯台は当初の八角形の木造から1878年(明治11年)に石造りへ改築されています。
A.犬吠埼灯台と潮岬灯台は、イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計です。出雲日御碕灯台は日本人技師の石橋絢彦が設計し、島根半島の北端の険しい断崖という過酷な環境のなか、難工事の末に完成しました。
A.三基は千葉県・島根県・和歌山県に分かれ、互いに大きく離れています。直線距離で犬吠埼灯台と出雲日御碕灯台は約750km、犬吠埼灯台と潮岬灯台は約530km、出雲日御碕灯台と潮岬灯台は約360kmです。