日本四大公害病

日本四大公害病

日本四大公害病は、高度経済成長期に相次いで確認された水俣病・新潟水俣病・イタイイタイ病・四日市ぜんそくの四つを指します。いずれも企業が排出した有害物質が海や川、大気を汚し、住民の健康を奪いました。被害者が起こした裁判はすべて原告勝訴に終わり、1967年の公害対策基本法の制定や1971年の環境庁設置など、国の対策を前に進めました。各地に公立の資料館が設けられ、被害の実態と教訓が伝えられています。

日本名数>日本四大公害病
新潟県立環境と人間のふれあい館
🏯 歴史🎭 文化
📍 新潟県 新潟市北区

新潟県立環境と人間のふれあい館

(にいがたけんりつかんきょうとにんげんのふれあいかん)

新潟県新潟市北区にある新潟県立の資料館で、水の公園福島潟に建っています。新潟水俣病資料館を兼ねており、2001年に開館しました。阿賀野川流域の自然と暮らしの展示とあわせて、昭和電工鹿瀬工場の排水によって引き起こされた新潟水俣病の歴史と被害を、写真や映像、当時の新聞紙面などで伝えています。被害者自身が体験を語る語り部制度も設けられています。

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富山県立イタイイタイ病資料館
🏯 歴史🎭 文化
📍 富山県 富山市

富山県立イタイイタイ病資料館

(とやまけんりついたいいたいびょうしりょうかん)

富山県富山市にある富山県立の資料館で、友杉のとやま健康パーク内に建っています。2012年に開館し、神通川流域で発生したイタイイタイ病の被害と、原因となったカドミウム汚染、そして汚染された農地が復元されるまでの歩みを伝えています。ジオラマや大型スクリーンを使った展示は子どもにも分かりやすく、患者や家族が体験を語る語り部の講話も行われています。

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四日市公害と環境未来館
🏯 歴史🎭 文化
📍 三重県 四日市市

四日市公害と環境未来館

(よっかいちこうがいとかんきょうみらいかん)

三重県四日市市にある四日市市立の資料館で、安島の複合施設そらんぽ四日市に入っています。2015年に開館し、石油化学コンビナートの操業にともなう大気汚染で多くの住民がぜんそくに苦しんだ四日市公害の経緯と、その後の環境改善の取り組みを伝えています。映像や写真、絵本を使った展示で、子どもから大人までが学べるよう構成されています。

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水俣市立水俣病資料館
🏯 歴史🎭 文化
📍 熊本県 水俣市

水俣市立水俣病資料館

(みなまたしりつみなまたびょうしりょうかん)

熊本県水俣市にある水俣市立の資料館で、埋立地につくられたエコパーク水俣に建っています。1993年に開館し、チッソ水俣工場が排出したメチル水銀によって引き起こされた水俣病の経緯と被害を伝えています。患者や家族が自らの体験を語る語り部講話の場でもあり、隣接する国立水俣病情報センター、熊本県環境センターとともに「まなびの丘」の学習拠点を構成しています。

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❓ 日本四大公害病のよくある質問

Q.日本四大公害病の原因はそれぞれ何ですか?

A.水俣病と新潟水俣病はメチル水銀、イタイイタイ病はカドミウム、四日市ぜんそくは主に硫黄酸化物からなる排煙が原因です。水俣病はチッソ水俣工場、新潟水俣病は昭和電工鹿瀬工場の排水、イタイイタイ病は三井金属鉱業神岡鉱業所が流したカドミウム、四日市は石油化学コンビナートの排煙によるものでした。

Q.日本四大公害病はいつ、どこで確認されたのですか?

A.いずれも高度経済成長期に確認されました。水俣病は1956年に熊本県の水俣で、新潟水俣病は1965年に新潟県の阿賀野川流域で公式に確認されています。イタイイタイ病は富山県の神通川流域で発生し、四日市では1960年ごろにコンビナートが本格稼働すると、ぜんそくなどを訴える住民が相次ぎました。

Q.日本四大公害病の裁判はどのような結果になりましたか?

A.被害者が起こした裁判は、すべて原告勝訴に終わりました。四日市では1967年に磯津地区の患者らがコンビナートを構成する六社を提訴し、1972年7月24日に津地方裁判所四日市支部が原告勝訴の判決を言い渡しています。判決が企業に高い注意義務を課した点は、その後の公害裁判に影響を与えました。

Q.日本四大公害病のあと、国の対策はどう変わりましたか?

A.1967年の公害対策基本法の制定や1971年の環境庁設置など、国の対策が前に進みました。四日市の判決を受けて三重県は硫黄酸化物の総量規制を導入し、国は1973年に汚染者負担を原則とする公害健康被害補償法を制定しています。

Q.日本四大公害病のイタイイタイ病では、その後どのような取り組みが行われましたか?

A.神通川流域では、カドミウムに汚染された水田の土を入れ替える大規模な復元事業が行われ、三十年以上をかけて完了しました。また被害者団体は1972年に結んだ公害防止協定に基づいて企業への立入調査を続けており、公害の再発を住民自身が監視する仕組みとして知られています。

📍 所在地マップ

2341水俣市立水俣病資料館新潟県立環境と人間のふれあい館富山県立イタイイタイ病資料館四日市公害と環境未来館200 km地図データ: Natural Earth
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