日本四大絵巻

日本四大絵巻は、平安時代後期から鎌倉時代初期に描かれた絵巻物のうち、源氏物語絵巻・信貴山縁起絵巻・伴大納言絵詞・鳥獣人物戯画の4作品を指す呼び名で、四大絵巻物とも呼ばれます。いずれも国宝で、絵と詞書を横へ長くつなぎ、時間の流れとともに物語を語る日本独自の表現が高い完成度に達した作例とされます。現在は徳川美術館、朝護孫子寺、出光美術館、高山寺がそれぞれ伝えていますが、原本の公開は特別展などの限られた機会だけです。

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伴大納言絵詞
🎭 文化🏯 歴史
📍 東京都 千代田区

伴大納言絵詞

(ばんだいなごんえことば)

伴大納言絵詞は、貞観8年(866年)の応天門の変を題材に平安時代末期に描かれた3巻の絵巻で、東京都千代田区にある出光美術館が所蔵する国宝です。放火の罪を着せられた左大臣源信と、真犯人とされた大納言伴善男の顛末を、燃えさかる炎と群衆の表情で描き切っています。伴大納言絵巻とも呼ばれますが、美術館は建て替えのため長期休館中です。

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源氏物語絵巻
🎭 文化🏯 歴史
📍 愛知県 名古屋市東区

源氏物語絵巻

(げんじものがたりえまき)

源氏物語絵巻は、紫式部の物語を平安時代末期に絵画化した現存最古の作例で、愛知県名古屋市東区にある徳川美術館と東京の五島美術館に分かれて伝わる国宝です。徳川美術館が絵15面と詞書28面、五島美術館が絵4面と詞書9面を所蔵しています。厚く塗り重ねた作り絵の彩色と、登場人物の内面をにじませる静かな画面が大きな魅力です。

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鳥獣人物戯画
🎭 文化🏯 歴史
📍 京都府 京都市右京区

鳥獣人物戯画

(ちょうじゅうじんぶつぎが)

鳥獣人物戯画は、京都府京都市右京区にある高山寺に伝わる甲乙丙丁4巻の墨画の絵巻で、国宝に指定されています。兎や蛙、猿が相撲や水遊びに興じる甲巻がとりわけ名高く、詞書を持たず絵だけで場面が展開します。原本は東京国立博物館と京都国立博物館に寄託され、高山寺の石水院では複製を見ることができ、漫画の源流としてもしばしば語られます。

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信貴山縁起絵巻
🎭 文化🏯 歴史
📍 奈良県 平群町

信貴山縁起絵巻

(しぎさんえんぎえまき)

信貴山縁起絵巻は、奈良県平群町にある朝護孫子寺に伝わる3巻の国宝絵巻で、この寺にこもった命蓮上人をめぐる霊験譚を描いています。空を舞う米倉や、祈祷で天皇の病を癒す場面が、勢いのある描線と豊かな表情で語られます。原本は奈良国立博物館に寄託されており、寺の霊宝館では精巧な複製を見ることができ、漫画の源流とも語られる作品です。

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