加賀温泉郷

加賀温泉郷は、石川県の加賀市と小松市に広がる山代温泉・山中温泉・片山津温泉・粟津温泉の四つをまとめた呼び名で、加賀四湯とも呼ばれます。いずれも千三百年前後の歴史を伝え、行基や泰澄による開湯伝承、松尾芭蕉や北大路魯山人が足を止めた逸話を持ちます。四湯はそれぞれ共同浴場「総湯」を街の中心に据えており、歩いて湯めぐりを楽しめる温泉地として親しまれています。

日本名数>加賀温泉郷
山代温泉
♨️ 温泉⛰️ 名所
📍 石川県 加賀市

山代温泉

(やましろおんせん)

山代温泉は、加賀温泉郷のなかで最も大きな温泉街で、神亀2年(725年)に行基が烏に導かれて湧き湯を見つけたと伝わります。共同浴場を旅館が取り囲む「湯の曲輪」の形を今も残し、その中心には明治の湯屋を復元した古総湯と現代の総湯が並び立ちます。九谷焼の窯が育った土地でもあり、北大路魯山人が半年を過ごした寓居跡も残ります。

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山中温泉
♨️ 温泉⛰️ 名所
📍 石川県 加賀市

山中温泉

(やまなかおんせん)

山中温泉は、大聖寺川の峡谷である鶴仙渓に沿って宿が並ぶ温泉地で、奈良時代にさかのぼる開湯伝承を持ちます。元禄2年に松尾芭蕉が八泊し、有馬や草津と並ぶ名湯と讃えた湯として知られ、同行していた曽良と別れた地でもあります。あやとりはしやこおろぎ橋が架かる渓谷の遊歩道と、山中漆器の工芸が街の大きな見どころになっています。

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片山津温泉
♨️ 温泉⛰️ 名所
📍 石川県 加賀市

片山津温泉

(かたやまづおんせん)

片山津温泉は、柴山潟の岸辺に宿が連なる温泉地で、承応2年に大聖寺藩の藩主が湖底の湧き湯に気づいたと伝わります。湖の水面は光や天気によって表情を変え、一日に七度色を変えるとも言われてきました。湖畔には建築家の谷口吉生が設計した総湯が建ち、ガラス越しに柴山潟と霊峰白山を眺めながら湯に入ることができます。

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粟津温泉
♨️ 温泉⛰️ 名所
📍 石川県 小松市

粟津温泉

(あわづおんせん)

粟津温泉は、加賀温泉郷の四湯でただ一つ小松市側にある温泉地で、養老2年(718年)に泰澄が開いたと伝わります。湯守を任された家が旅館「法師」として続き、世界で最も古い宿として記録に挙げられた時期もありました。湯女の恋を語るおっしょべの伝説と、それにちなんだ民謡や夏祭りが受け継がれてきた静かな温泉街です。

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📍 所在地マップ