大山不動尊(大山寺)

(おおやまふどうそん(おおやまでら))
📍 関東神奈川県 伊勢原市⛩️ 寺社🏯 歴史

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【概要】

大山不動尊(大山寺)は、神奈川県伊勢原市にある真言宗大覚寺派の大本山で、山号を雨降山といいます。寺伝では天平勝宝7年の755年に良弁が大山を開いたのが始まりとされ、関東三大不動の一つに数えられます。本尊の鉄造不動明王と二童子像は鎌倉時代の作で国の重要文化財に指定され、秋には本堂へ続く石段が紅葉に包まれることで知られています。

【歴史】

大山不動尊(大山寺)の開山は、東大寺の初代別当として知られる良弁と伝えられ、のちに弘法大師空海が第三世として入山したという言い伝えもあります。江戸時代には大山詣りが庶民の間で大流行し、山中の宿坊は参詣者でにぎわいました。明治時代初めの神仏分離で、もとの境内には大山阿夫利神社の下社が建てられ、大山寺は少し下った現在地に移って、明治18年の1885年に本堂が再建されました。

【特徴】

本尊の鉄造不動明王坐像は、鎌倉時代の文永年間に願行上人が鋳造したと伝えられる鉄の仏像で、両脇の二童子像とともに国の重要文化財に指定されています。鉄で造られた仏像は木造や銅造に比べて数が少なく、その貴重な作例として知られます。本尊を間近に拝める日は限られています。山号の雨降山は、大山が古くから雨乞いの山として信仰され、雨降り山とも呼ばれたことに由来します。

【見どころ】

大山ケーブルカーの大山寺駅から歩いてすぐの場所にあり、本堂へは長い石段を上っていきます。境内には大盃という品種のモミジが植えられ、11月中旬から下旬ごろには石段が赤いトンネルのように染まり、本堂の前からその眺めを見下ろせます。紅葉の時期には夜のライトアップが行われる年もあり、日程や時間は年ごとに変わるので、出かける前に確かめておくと安心です。

【トリビア】

江戸時代の大山詣りでは、参詣者が大きな木太刀を担いで山へ納める習わしがあり、江戸の町から多くの講が連れ立って訪れました。こうした歴史は2016年に江戸庶民の信仰と行楽の地として日本遺産に認定されています。また大山寺は関東三十六不動霊場の第一番札所にあたり、三十六の不動尊をめぐる巡礼の多くがこの寺から歩き始めるといわれています。

📅 最終更新: 2026/10/20
大山不動尊(大山寺)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です