鳴子温泉

(なるこおんせん)
📍 東北宮城県 大崎市♨️ 温泉⛰️ 名所

【概要】

鳴子温泉は宮城県大崎市にある温泉地で、五つの温泉地からなる鳴子温泉郷の中心にあたり、飯坂温泉・秋保温泉とともに奥州三名湯に数えられています。『続日本後紀』には承和4年(837年)に近くの山の爆発とともに湯が湧き出たことが記されています。温泉神社の御神湯とされる共同浴場「滝の湯」や、首を回すと音が鳴る鳴子こけしの工房が並ぶ通りが、湯治場の面影を今に伝えています。

【歴史】

鳴子温泉の歴史は古く、『続日本後紀』には承和4年(837年)、温泉の裏手にあたる鳥谷ヶ森の爆発とともに湯が湧いたことが記されています。地名の由来には、噴火の響きを「鳴声」と呼んだという説と、源義経の子がこの地で初めて泣いた「啼き子」にちなむという伝説があります。江戸時代には仙台領内の湯治場として栄え、19世紀前半の文化文政のころには仙台領内で最もにぎわう湯治場になったとされています。

【特徴】

鳴子温泉郷は鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首の五つの温泉地からなり、環境省の計画書によると、温泉郷全体では掲示用の泉質名10種類のうち7種類がそろうとされます。硫黄泉や炭酸水素塩泉、酸性泉など、宿ごと、湯船ごとに色も香りも違う湯に出会えるのが魅力です。鳴子温泉はその中心の温泉街で、JR鳴子温泉駅のまわりから江合川の沿岸、さらに後ろの台地へと宿や店が広がっています。

【見どころ】

温泉街にある滝の湯は、温泉神社の御神湯として千年の歴史を伝える共同浴場で、湯が滝のように湯船へ注ぐことからその名があります。藩政時代には伊達家から湯守を命じられた遊佐家など三軒が中心となって守ってきたとされ、昭和49年(1974年)に大正期の趣を残して改築されました。秋には温泉街から近い鳴子峡が全国屈指の紅葉の名所となり、見晴台から深い谷を彩る木々を一望できます。

【トリビア】

鳴子こけしは首を回すと音が鳴るのが特徴で、宮城県の伝統こけしとして国の伝統的工芸品に指定されています。昭和23年(1948年)に始まった鳴子こけし祭りは、今の全国こけし祭りへと受け継がれています。同じ年には早稲田大学の学生7人がボーリング実習で源泉を掘り当て、その湯を使う共同浴場「早稲田桟敷湯」が生まれました。建物は50年後の平成10年(1998年)に建て替えられています。

📅 最終更新: 2026/10/2
鳴子温泉
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です