【概要】
神田祭は、東京・神田明神の祭礼で、江戸三大祭りの筆頭でもある。2年に一度の本祭では、神幸祭の行列や大小200基もの神輿が神田・日本橋・大手町の下町から丸の内までを練り歩き、江戸の粋と活気を感じさせる。
【歴史】
神田祭は東京都千代田区の神田明神(神田神社)の祭礼で、江戸時代から続く「天下祭」として知られています。1600年の関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利した際に祈願成就のお礼として始まったとされ、江戸幕府の庇護を受けて発展しました。山王祭(日枝神社)と交互に隔年で開催され、西暦奇数年に行われます。江戸っ子の心意気を示す祭りとして、約200基の神輿が練り歩く壮大なスケールが特徴。日本三大祭りの一つとして毎年約30万人が訪れます。
【特徴】
神田祭の最大の特徴は神輿渡御(みこしとぎょ)で、約200基もの神輿が神田・日本橋・秋葉原など氏子町内を練り歩きます。「ソイヤ、ソイヤ」の威勢の良い掛け声とともに、江戸っ子の粋と意気地が発揮される勇壮な祭り。かつては山車(だし)行列が名物でしたが、電線架設により明治以降は神輿が主役に。「一の宮鳳輦」「二の宮神輿」「附祭」など、伝統的な行列も再現されています。
【見どころ】
「神幸祭」は5月中旬の土曜日に行われ、鳳輦・神輿が氏子町内約30kmを巡行。「神輿宮入」では各町の神輿が次々と神田明神に帰還する壮観な光景が見られます。「例大祭」では巫女舞や神楽などの伝統芸能も奉納。秋葉原が氏子町内に含まれるため、アニメとのコラボレーション企画も近年は話題に。メインの土日は神田明神周辺が歩行者天国となり、お祭り気分を満喫できます。
【トリビア】
神田明神は「平将門」を祀っていることでも知られ、かつては成田山新勝寺(将門討伐を祈願した寺)への参拝を避ける習慣がありました。神田祭と山王祭が隔年開催なのは、両社が競い合う壮大さに幕府が調停した結果。「附祭」は江戸時代の練り物(山車行列)を再現したもので、歴史的な衣装や装飾が見もの。秋葉原の氏子として「ラブライブ!」など人気アニメとコラボした絵馬やお守りも販売され、新旧の文化が融合しています。



