【概要】
神田神社(神田明神)の祭礼。2年に一度本祭が行われ、豪華絢爛な神輿や曳き物が神田・日本橋・秋葉原などの氏子地域を練り歩きます。「天下祭」の一つとして知られています。
【歴史】
神田祭の起源は古く、奈良時代にまで遡るとも言われていますが、現在のような盛大な祭りとなったのは江戸時代に入ってからです。徳川家康が関ヶ原の戦いの前に戦勝祈願を行ったことから、徳川家の縁起の良い祭りとして保護されました。かつては山車を中心とした祭りでしたが、明治以降の近代化や震災・戦災を経て、現在は神輿を中心とした祭りへと変遷しています。
【特徴】
「天下祭」とも呼ばれ、かつては将軍の上覧があった格式高い祭りです。現在は2年に一度(奇数年)の5月中旬に本祭が行われます。大小200基もの神輿が繰り出し、また「附け祭(つけまつり)」と呼ばれる、巨大なナマズや鬼の首などのユニークな曳き物行列も復活し、現代の街並みと伝統が融合した光景が見られます。
【見どころ】
最大の見どころは「神幸祭(しんこうさい)」です。平安時代の衣装をまとった人々や、鳳輦(ほうれん)・神輿の行列が、神田、日本橋、大手町、丸の内、秋葉原といった東京の中心部を一日かけて巡行します。また、氏子各町会の神輿が神社に参拝する「神輿宮入」は、朝から晩まで続き、圧倒的な熱気に包まれます。
【トリビア】
実は、神田祭と山王祭は交互に行われています。これは江戸時代、あまりに祭りが盛大すぎて出費が嵩んだため、幕府が「隔年でやるように」と命じたことがきっかけと言われています。そのため、神田祭が本祭の年は山王祭は陰祭、逆もまた然りとなります。
📅 最終更新: 2026/1/16




