【概要】
高知市の中心部にある小さな橋で、民謡「よさこい節」に歌われたことで有名になりました。僧侶・純信と町娘・お馬の悲恋の舞台として知られますが、実際には大通りの交差点にあるごく短い橋であるため、「見てがっかりした」という感想を持たれることが多いスポットです。
【歴史】
江戸時代、地元の豪商である播磨屋(はりまや)と櫃屋(ひつや)が、互いの店を行き来するために設けた私設の橋が起源とされています。その後、よさこい節の「土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た」という歌詞で全国的に有名になりました。純信とお馬の恋物語は映画やドラマの題材にもなり、多くの観光客が訪れるようになりました。幾度かの架け替えを経て、現在は観光用に整備されています。
【特徴】
現在は大きな交差点の歩道脇に、朱塗りの太鼓橋風の欄干が復元されています。橋の下には人工の水路が設けられ、小さな親水公園として整備されています。すぐそばには「からくり時計」があり、1時間ごとに高知の観光名所やよさこい踊りの人形が登場して音楽を奏でます。キティちゃんなどのキャラクターとコラボしたお土産も多く販売されています。
【見どころ】
橋の近くには純信とお馬の像が建てられており、記念撮影スポットとなっています。また、地下道にはかつてのはりまや橋の欄干が展示されており、橋の変遷を学ぶことができます。夜にはライトアップされ、昼間とは違った風情があります。「がっかり」と言われながらも、高知観光の中心地であり、多くの人が訪れるランドマークとしての存在感は健在です。
【トリビア】
「日本三大がっかり名所」の筆頭によく挙げられますが、これを受けて高知市では1998年に周辺を整備し、あえて「がっかりさせない」ための工夫を凝らしました。長さ約20メートル(実際に見える部分はもっと短い)という小ささが逆に愛されており、「世界で一番短い橋」と冗談で紹介されることもあります。交差点の四隅にはそれぞれ異なる時代のはりまや橋が再現されています。




