秋吉台

(あきよしだい)
📍 中国山口県 美祢市🌿 自然

【概要】

秋吉台は山口県美祢市にある日本最大のカルスト台地で、およそ3億5000万年前のサンゴ礁が石灰岩となり、雨水に溶かされて白い岩が林立する景観が生まれました。1964年に国の特別天然記念物に指定され、地下には秋芳洞をはじめ400を超える洞窟が広がります。草原は600年以上続く毎年の山焼きで保たれ、2月には炎が走る光景が見られます。

【歴史】

秋吉台(あきよしだい)は山口県美祢市にある日本最大のカルスト台地です。およそ3億5000万年前、この一帯は暖かい海で、サンゴ礁が積み重なって厚い石灰岩の層をつくりました。その層が長い時間をかけて隆起し、雨水に溶かされていった結果、白い岩が林立する現在の景観が生まれています。学術的な価値の高さから、1964年には国の特別天然記念物に指定されました。

【特徴】

草原のなかに無数の白い石灰岩が羊の群れのように点在する眺めが、秋吉台のいちばんの特徴です。地下には日本屈指の大鍾乳洞である秋芳洞をはじめ、400を超える洞窟が枝分かれしながら広がっています。地上の草原は毎年の山焼きによって保たれており、季節ごとに咲く草花や、この台地に固有の生きものたちが独自の生態系をつくり上げてきました。

【見どころ】

台地を貫く秋吉台カルストロードは、絶景のドライブコースとして親しまれています。展望台に立てば、うねるような草原の広がりを一望できます。地下の秋芳洞とあわせて巡るのが定番の楽しみ方です。2月の山焼きでは、炎が草原を舐めるように走る壮大な光景が現れ、多くの写真愛好家が集まります。夜には街明かりが少ないため、星空の名所としても知られています。

【トリビア】

秋吉台の石灰岩を割ると、フズリナやサンゴといった海の生きものの化石が顔を出します。ここがかつて海だったことを示す確かな証拠です。山焼きは600年以上も前から続く営みで、これをやめてしまうと木が茂って森に変わり、白い岩の景観は失われてしまいます。人の手が入り続けることで守られている自然景観だといえるでしょう。

📅 最終更新: 2026/9/13
秋吉台
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です