【概要】
四国カルストは愛媛県久万高原町から高知県との県境をまたいで東西およそ25キロメートルに広がる高原で、標高はおよそ1400メートルと日本三大カルストで最も高く、天空のカルストとも呼ばれます。戦後に牧草地として開かれ、放牧された牛が草を食む風景が尾根づたいに続きます。県道383号は天空の道と呼ばれ、天狗高原は星空の名所です。
【歴史】
四国カルストは愛媛県久万高原町にある高原で、高知県との境をまたいで東西およそ25キロメートルにわたって広がっています。標高はおよそ1400メートルに達し、日本三大カルストのなかでは最も高い位置にあることから、天空のカルストとも呼ばれてきました。戦後に牧草地として開かれ、今では放牧された牛が草を食む牧歌的な風景が尾根づたいに続いています。
【特徴】
標高が高いため夏でも空気がひんやりとしており、朝夕には雲海が湧きやすいのが特徴です。白い石灰岩と緑の草原、そこに散らばる牛たちが織りなす対比は美しく、日本のスイスと称えられてきました。尾根に沿って走る県道383号は天空の道と呼ばれ、空を飛んでいるかのような爽快なドライブが楽しめます。四季それぞれに表情が変わるのも、この高原の魅力です。
【見どころ】
天狗高原の展望地からは、四国山地の山並みを一望できます。夜になると街明かりがほとんど届かないため、満天の星が頭上に広がり、天体観測の名所としても知られています。キャンプ場も整えられており、星空の下で過ごす一夜は忘れがたい体験になるでしょう。姫鶴平(めづるだいら)では、風力発電の風車と草を食む牛が同じ画面に収まります。
【トリビア】
四国カルストの石灰岩は、かつて海底火山の上にできたサンゴ礁が、プレートの動きに乗って遠い南の海から運ばれてきたものです。台地の表面に溝が刻まれて岩柱が林立する地形はカレンフェルトと呼ばれ、ドイツ語に由来します。標高が高いぶん霧も出やすく、幻想的な雰囲気に包まれますが、視界が利かなくなるため運転には十分な注意が必要です。
