美濃三不動

美濃三不動

岐阜県南部、木曽川の北に連なる各務原アルプスの山裾には、不動明王をまつる霊場が点在します。なかでも関市の迫間不動、各務原市の日乃出不動と山中不動の三か所は美濃三不動と呼ばれ、岐阜県の観光公式サイトなどでもその呼び名が使われています。いずれも岩窟や巨岩そのものを聖域とする岩石信仰の色が濃く、近世からの御嶽信仰の広がりとともに栄えたとされます。

地域名数>美濃三不動
迫間不動
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 岐阜県 関市

迫間不動

(はさまふどう)

岐阜県関市にある山あいの霊場で、寺伝では弘仁十四年、西暦八二三年の創建と伝えられます。本尊の不動明王は堂のなかではなく天然の岩窟に安置され、その前には高さ七メートルほどの不動滝が落ちています。参道には朱塗りの鳥居と堂宇が階段状に連なり、美濃三不動のなかでもっとも古い由緒を伝えます。背後には各務原アルプスの登山道が延び、明王山の展望地へと続いています。

迫間不動の詳細を見る »
日乃出不動
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 岐阜県 各務原市

日乃出不動

(ひのでふどう)

岐阜県各務原市にある不動明王の霊場で、西北山大安寺の奥之院にあたります。明治二十年ごろに開かれ、大正三年には自然の岩を御神体とする奥之院が設けられたと伝えられます。境内の最上部に立つ落ちない岩は受験や就職の願掛けの場として知られ、滝行のための滝も引かれており、美濃三不動のなかではもっとも参拝者の多い、活気のある霊場です。

日乃出不動の詳細を見る »
山中不動
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 岐阜県 各務原市

山中不動

(やまなかふどう)

岐阜県各務原市にある霊場で、正式には天野山山中不動院といいます。嘉祥年間、西暦八五〇年ごろにこの地の岩へ不動明王の石像が刻まれたと伝えられ、大正から昭和にかけて祠と拝殿、本堂が順に整えられました。本堂に接して立つ巨岩そのものが信仰の中心であり、美濃三不動のなかではもっとも訪れる人が少なく、静けさの深い霊場です。

山中不動の詳細を見る »

❓ 美濃三不動のよくある質問

Q.美濃三不動で最も古いのはどこですか?

A.迫間不動が美濃三不動のなかでもっとも古い由緒を伝え、寺伝では弘仁十四年、西暦八二三年の創建と伝えられます。山中不動は嘉祥年間、西暦八五〇年ごろに岩へ不動明王の石像が刻まれたと伝わり、日乃出不動は明治二十年ごろに霊場として開かれたと伝えられます。

Q.美濃三不動に共通する特徴は何ですか?

A.三つとも岩窟や巨岩そのものを聖域とする岩石信仰の色が濃い霊場です。迫間不動は本尊の不動明王を天然の岩窟に安置し、日乃出不動は自然のままの岩を御神体として御嶽大神をまつり、山中不動は本堂に接して立つ巨岩そのものが信仰の中心になっています。

Q.美濃三不動の三か所はどのくらい離れていますか?

A.三か所とも岐阜県の各務原アルプスの山裾にあり、迫間不動は関市、日乃出不動と山中不動は各務原市です。直線距離で迫間不動と日乃出不動は約1km、日乃出不動と山中不動は約2km、迫間不動と山中不動は約3kmと近くに並んでいます。

Q.美濃三不動はそれぞれ雰囲気がどう違いますか?

A.日乃出不動は美濃三不動のなかでもっとも参拝者が多く、講を組んで訪れる信者の姿が見られる活気のある霊場です。山中不動は訪れる人がもっとも少なく、木立に包まれた深い静けさが際立ちます。迫間不動は参道に食事処や土産物の店が並び、平日でも参拝する人の姿が絶えません。

Q.日乃出不動の「落ちない岩」とはどんな岩ですか?

A.日乃出不動の境内のいちばん上にある大きな岩で、その名の縁起のよさから、受験生や就職活動をする人の願掛けの場として知られています。全国から願掛けに訪れる人がいるほどで、岩そのものを信仰の対象としてきたこの霊場の性格をよく表しています。

📍 所在地マップ