松島四大観は、日本三景の松島湾を取り囲むように点在する四つの展望地をまとめた呼び名です。江戸時代後期、仙台藩の儒学者だった舟山万年が湾を望む景勝地を選び、塩松環海四山として書き留めたことに由来するとされます。大高森からの眺めを壮観、富山を麗観、多聞山を偉観、扇谷を幽観と呼び分け、同じ松島湾をまったく違う角度と距離から眺め比べられるのが四大観の面白さです。
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A.江戸時代後期に、仙台藩の儒学者だった舟山万年が選んだとされます。松島湾を望む景勝地を選んで塩松環海四山として書き留めたことに由来するとされ、大高森を壮観、富山を麗観、多聞山を偉観、扇谷を幽観と呼び分けました。
A.最も高いのは標高百十六・八メートルの富山で、最も低いのは標高五十五・六メートルの多聞山です。富山は湾の奥をほぼ正面から見下ろす位置にあります。多聞山は低いぶん海面との距離が近く、松島湾の入口にあたる狭い海峡を間近に見下ろせます。
A.大高森の壮観は島々が箱庭のように一望できる雄大さ、富山の麗観は島々のやわらかな曲線が重なる優美な景色を指すとされます。多聞山の偉観は外海の波や海峡を抜ける船の動きのある眺め、扇谷の幽観は木々に囲まれた奥深く静かな趣を表す名です。
A.四か所はいずれも宮城県にあり、直線距離で最も近い多聞山と扇谷が約4km、最も離れた大高森と扇谷、富山と多聞山がそれぞれ約9kmです。富山と扇谷は同じ松島町にありますが、大高森は東松島市、多聞山は七ヶ浜町にあります。
A.扇谷です。展望所の周りはカエデをはじめとする木々に囲まれ、秋は紅葉が額縁のように湾を囲みます。かつて仙台藩主の茶亭が置かれた場所と伝えられ、登り口から階段で三分ほどと、四大観で最も手軽に立てる展望地でもあります。