京都三大奇祭は、古都に伝わる風変わりな祭礼を三つ選んだ呼び名で、今宮神社のやすらい祭、広隆寺の牛祭、由岐神社の鞍馬の火祭を指すとされます。いずれも疫病や災いを鎮め、里の安泰を祈る願いから生まれた行事です。ただし牛祭は長い休止が続いており、毎年の行事として今も見られるのは、やすらい祭と鞍馬の火祭の二つになっています。
A.毎年の行事として今も見られるのは、やすらい祭(今宮神社)と鞍馬の火祭(由岐神社)の二つです。牛祭(広隆寺)は京都市の登録無形民俗文化財ですが、2000年代の初めを最後に長い休止が続いています。牛の手配や担い手の確保が難しくなったことが理由と伝えられます。
A.やすらい祭(今宮神社)は例年四月の第二日曜、鞍馬の火祭(由岐神社)は例年十月二十二日の夜に営まれます。いずれも日程が年によって変わることがあるため、事前の確認が安心です。牛祭(広隆寺)はのちに十月十二日の夜に改まりましたが、現在は休止が続いています。
A.いずれも疫病や災いを鎮め、里の安泰を祈る願いから生まれた行事です。やすらい祭(今宮神社)は桜が散るころに広がる疫病を鎮める花鎮めの祭りで、牛祭(広隆寺)は五穀豊穣と国家の安泰を祈って始められたと伝わります。鞍馬の火祭(由岐神社)は由岐明神を鞍馬に迎えた出来事を伝える行事です。
A.三つとも風変わりな姿や作法を持つためです。やすらい祭(今宮神社)では赤や黒の髪を振り乱した鬼が太鼓と鉦を鳴らして踊ります。牛祭(広隆寺)では牛にまたがった摩多羅神が祭文を読み上げ、見物人がやじりました。鞍馬の火祭(由岐神社)では大小の松明が街道を埋め、山門前に火の海をつくります。
A.三つとも京都市内ですが、北区の今宮神社、右京区の広隆寺、左京区の由岐神社に分かれています。直線距離では、やすらい祭(今宮神社)と牛祭(広隆寺)が約5km、やすらい祭(今宮神社)と鞍馬の火祭(由岐神社)が約8km、牛祭(広隆寺)と鞍馬の火祭(由岐神社)が約13km離れています。