熊野三山

熊野三山

熊野三山は、紀伊半島の南に鎮座する熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の三社をまとめた呼び名です。山や川、滝そのものを神と仰ぐ古い信仰に平安時代の浄土思想や本地垂迹の考えが重なり、三社が互いの神を祀り合う独特の関係が生まれました。上皇たちの熊野御幸に始まり、身分を問わない蟻の熊野詣へと広がった参詣の道は、熊野古道として2004年に世界遺産へ登録されています。

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熊野本宮大社
⛩️ 寺社⛰️ 名所
📍 和歌山県 田辺市

熊野本宮大社

(くまのほんぐうたいしゃ)

熊野本宮大社は熊野三山の中心とされる古社で、主祭神の家都美御子大神を祀ります。もとは熊野川と音無川、岩田川が出合う中洲の大斎原に社殿が並んでいましたが、1889年の大水害で多くが流され、残った上四社が現在の高台へ移されました。熊野古道中辺路をたどってきた参詣者が最後に石段を上る、熊野詣の終着点として親しまれています。

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熊野速玉大社
⛩️ 寺社⛰️ 名所
📍 和歌山県 新宮市

熊野速玉大社

(くまのはやたまたいしゃ)

熊野速玉大社は、熊野速玉大神と熊野夫須美大神を主祭神とする熊野三山の一社で、熊野川の河口近くの市街地に朱塗りの社殿を構えます。神倉山のゴトビキ岩に降りた神を現在地へ迎えたことから新宮と呼ばれ、境内には樹齢千年と伝わるナギの大樹がそびえます。室町時代の古神宝類を国宝として伝え、熊野十二所権現の名のもとになった社でもあります。

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熊野那智大社
⛩️ 寺社⛰️ 名所
📍 和歌山県 那智勝浦町

熊野那智大社

(くまのなちたいしゃ)

熊野那智大社は熊野夫須美大神を主祭神とし、太平洋を望む那智山の中腹に六棟の社殿を構えます。那智の滝を神と仰ぐ信仰から始まり、隣り合う青岸渡寺とともに神仏習合の霊場として栄えました。杉木立の大門坂を上り、さらに約470段の石段を上りきると朱塗りの社殿が現れ、境内からは熊野の山並みと太平洋を一望できます。日本三大火祭りの那智の扇祭りもこの社の例祭です。

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❓ 熊野三山のよくある質問

Q.熊野三山の三社にはそれぞれどんな神が祀られていますか?

A.熊野本宮大社は家都美御子大神、熊野速玉大社は熊野速玉大神と熊野夫須美大神、熊野那智大社は熊野夫須美大神を主祭神とします。本地仏は家都美御子大神が阿弥陀如来、熊野速玉大神が薬師如来、熊野夫須美大神が千手観音とされました。

Q.熊野三山への参詣はいつ頃から盛んになったのですか?

A.平安時代に上皇たちの熊野御幸から盛んになりました。907年の宇多法皇の御幸を皮切りに、白河上皇が9度、鳥羽上皇が21度、後白河法皇が34度も熊野を訪れ、やがて武士や庶民までが列を作る蟻の熊野詣へと広がりました。参詣の道は熊野古道として2004年に世界遺産へ登録されています。

Q.熊野三山の三社はどのくらい離れていますか?

A.三社はいずれも和歌山県にあります。直線距離では熊野速玉大社と熊野那智大社が約11km、熊野本宮大社と熊野速玉大社、熊野本宮大社と熊野那智大社がそれぞれ約20km離れています。熊野速玉大社はかつて熊野川の水運で本宮とも結ばれていました。

Q.熊野三山で行われる火祭りにはどんなものがありますか?

A.熊野那智大社の例祭である7月14日の那智の扇祭りと、熊野速玉大社の摂社である神倉神社で毎年2月6日に行われるお燈まつりがあります。那智の扇祭りは日本三大火祭りに数えられ、お燈まつりでは白装束に荒縄を巻いた上り子が松明を手に石段を駆け下ります。

Q.熊野本宮大社と八咫烏にはどんな関係がありますか?

A.八咫烏は熊野本宮大社の神の使いです。三本足の八咫烏は神武天皇を導いた神話にちなみ、導きの神として信仰されてきました。日本サッカー協会の紋章にも用いられ、境内には八咫烏を掲げた黒いポストが置かれています。

📍 所在地マップ

三重県大阪府徳島県奈良県和歌山県123熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社50 km地図データ: Natural Earth
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