蝦夷三官寺

蝦夷三官寺は、江戸幕府が文化元年(1804年)に蝦夷地へ建立を命じた三つの寺、伊達市の有珠善光寺、様似町の様似等澍院、厚岸町の厚岸国泰寺の総称です。ロシアの南下に備える北方警備を背景に、蝦夷地で亡くなった和人を弔い、アイヌの人々へ仏教を広める拠点として置かれました。幕府から米などの扶持を受けたことから官寺と呼ばれ、三寺に伝わる江戸期の文書はいずれも国の重要文化財に指定されています。

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有珠善光寺
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 北海道 伊達市

有珠善光寺

(うすぜんこうじ)

有珠善光寺は北海道伊達市にある浄土宗の寺院で、蝦夷三官寺のうち西側の蝦夷地を受け持った一寺です。天長3年(826年)に円仁が堂を開いたという伝承をもち、文化元年に幕府の官寺として本堂などが整えられました。有珠山の噴火を幾度も受けながら再建を重ね、境内一帯は国の史跡に指定されています。裏山は有珠善光寺自然公園として桜やツツジが咲き継ぐ花の名所です。

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様似等澍院
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 北海道 様似町

様似等澍院

(さまにとうじゅいん)

様似等澍院は北海道様似町にある天台宗の寺院で、蝦夷三官寺のうち日高地方を受け持った一寺です。文化元年(1804年)に幕府が建立を決め、文化3年(1806年)に潮見台の高台へ堂が建てられました。檀家を持たず幕府の扶持で支えられ、明治にいったん廃寺となりながら地元の力で再興されています。江戸期の文書や念珠箱は国の重要文化財です。

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厚岸国泰寺
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 北海道 厚岸町

厚岸国泰寺

(あっけしこくたいじ)

厚岸国泰寺は北海道厚岸町にある臨済宗南禅寺派の寺院で、蝦夷三官寺のうち東蝦夷地の東端を受け持った一寺です。文化元年(1804年)に厚岸湾へ突き出すバラサン岬の丘に開かれ、歴代の住職が六十年にわたって日鑑記を書き継ぎました。跡地は国の史跡に指定され、境内には天保元年に移し植えられた老桜が今も花を咲かせます。

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📍 所在地マップ