遠州三山

遠州三山

遠州三山は、静岡県袋井市に伝わる法多山尊永寺・医王山油山寺・萬松山可睡斎という三つの古刹をまとめて呼ぶ名前です。飛鳥時代と奈良時代の開創を伝える二寺と室町時代に開かれた禅寺が並び、厄除け、眼病平癒、火防と、授かる功徳がそれぞれ違うのが面白いところです。いずれも国指定の文化財や名物を抱え、三寺が歩調を合わせた催しが開かれる年もあって、一日で巡る参拝路として親しまれています。

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法多山尊永寺
⛩️ 寺社
📍 静岡県 袋井市

法多山尊永寺

(はったさんそんえいじ)

法多山尊永寺は静岡県袋井市にある高野山真言宗の別格本山で、本尊の正観世音菩薩は厄除観音として広く信仰されています。神亀2年に行基上人が聖武天皇の勅命を受けて開いたと伝わり、参道の入口には国の重要文化財に指定された仁王門が構えています。門前で売られる名物の厄除だんごを目当てに訪れる人も多い、地元で愛される寺です。

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油山寺
⛩️ 寺社
📍 静岡県 袋井市

油山寺

(ゆさんじ)

油山寺は静岡県袋井市にある真言宗智山派の寺院で、山号を医王山、本尊を薬師如来とし、目の霊山として知られています。大宝元年に行基上人が開いたと伝わり、孝謙天皇が境内のるりの滝で眼を洗って眼病が癒えたという話から勅願寺になりました。国の重要文化財である三重塔と山門が山内に残り、深い木立に包まれた参道も見どころです。

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可睡斎
⛩️ 寺社
📍 静岡県 袋井市

可睡斎

(かすいさい)

可睡斎は静岡県袋井市にある曹洞宗の名刹で、山号は萬松山です。応永8年の開山と伝わり、11世の仙麟等膳和尚が徳川家康の前で居眠りをした逸話から可睡斎の名がついたといいます。明治以降は秋葉三尺坊大権現を祀る秋葉総本殿として火防の信仰を集め、日本一とも称される大東司や春の可睡斎ひなまつりでも広く知られています。

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❓ 遠州三山のよくある質問

Q.遠州三山の三つの寺は、それぞれどんな功徳で知られていますか?

A.三寺で授かる功徳がそれぞれ違います。法多山尊永寺は本尊の正観世音菩薩が厄除観音と呼ばれ、厄除開運の寺として信仰されています。油山寺は薬師如来を本尊とする目の霊山で、眼病平癒の信仰が篤い寺です。可睡斎は秋葉三尺坊大権現を祀る秋葉総本殿として、火防の信仰を集めています。

Q.遠州三山のうち、開かれた時代が最も古いのはどの寺ですか?

A.伝えられる開創が最も古いのは油山寺です。油山寺は大宝元年(701年)、法多山尊永寺は神亀2年(725年)に、いずれも行基上人が開いたと伝わります。可睡斎は応永8年(1401年)に恕仲天誾禅師が開いた曹洞宗の寺で、三寺のなかでは新しい禅寺です。

Q.遠州三山を一日で巡ることはできますか?

A.三寺とも静岡県袋井市にあり、一日で巡る参拝路として親しまれています。直線距離では油山寺と可睡斎が約2km、法多山尊永寺から油山寺と可睡斎まではそれぞれ約7km離れています。三寺が歩調を合わせた催しが開かれる年もあります。

Q.遠州三山にはどんな文化財がありますか?

A.法多山尊永寺の参道入口に立つ仁王門は、こけら葺きの楼門で国の重要文化財です。油山寺では掛川城の大手門を移した山門と、慶長16年(1611年)建立の三重塔が国の重要文化財に指定されています。可睡斎の大東司と瑞龍閣は国の登録有形文化財です。

Q.可睡斎という寺の名前にはどんな由来がありますか?

A.徳川家康の前で和尚が居眠りをした逸話に由来すると伝わります。家康の恩人である11世の仙麟等膳和尚が浜松城で昔話をするうちに眠り始め、家康が「和尚、眠る可し」と笑って許したといいます。以来、和尚は可睡和尚と呼ばれ、もとは東陽軒と称した寺号も可睡斎に改まったといわれています。

📍 所在地マップ

愛知県三重県山梨県神奈川県静岡県長野県231法多山尊永寺油山寺可睡斎50 km地図データ: Natural Earth
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