📍 大分県 中津市⛰️ 名所🌿 自然

【概要】

耶馬渓は大分県中津市にある日本三大紅葉名所の一つで、切り立った奇岩と紅葉のパノラマが圧巻。特に「一目八景」展望台からは8つの奇岩群と色鮮やかな紅葉を一望でき、水墨画のような景観が広がる。国の名勝に指定された渓谷美が魅力。

【歴史】

耶馬渓一帯は、古くは山国谷と呼ばれた山あいの土地でした。1818年に儒学者の頼山陽が擲筆峰のあたりを訪れ、地名に中国風の文字を当てて漢詩に「耶馬渓山天下無」と詠んだことで耶馬渓の名が定着します。以後は本耶馬渓や深耶馬渓、裏耶馬渓、奥耶馬渓と呼び分けられるほど広い範囲を指すようになり、1923年には国の名勝に指定され、2017年には一帯が日本遺産「やばけい遊覧」に認定されています。

【特徴】

耶馬渓は、大分県中津市にある山国川とその支流に沿って、数十キロメートルにわたり奇岩が連なる渓谷です。溶岩が冷え固まる際にできた柱状節理が浸食で削り出され、屏風や柱を思わせる岩峰群になりました。その岩肌をなぞるようにモミジやイチョウが色づくため、荒々しさと華やぎが同居した景観となり、日本三大紅葉名所のなかでも異彩を放つ眺めが生まれています。秋の深まりとともに、静かな川面にも色が映り込みます。

【見どころ】

紅葉観賞の中心は、支流の山移川沿いに開けた深耶馬渓です。一目八景の展望台からは、海望嶺や仙人ヶ岩、嘯猿山、夫婦岩など八つの岩峰を一度に見渡せ、紅葉期には赤や黄が岩の間を埋めます。県道沿いには茶屋や日帰り温泉が点在し、団子を片手に景色を眺めたり、湯につかって山を望んだりと、車を停めながら秋を追うドライブに向いた土地柄です。展望台までは駐車場からすぐで、気軽に立ち寄れます。

【トリビア】

耶馬渓は1916年の全国的な投票企画で日本新三景の一つに選ばれ、その名が広く知られるようになりました。渓谷には、禅海という僧が30年ほどをかけてノミと槌で岩壁を掘り抜いたと伝わる青の洞門があり、1750年ごろの部分開通の時点から通行料を集めたため、日本最古級の有料道路とも言われます。菊池寛の小説『恩讐の彼方に』の題材としても有名で、紅葉期には洞門の前の川沿いも色づきます。

📅 最終更新: 2026/9/6
耶馬渓
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です