【概要】
高田城址公園は、徳川家康の六男・松平忠輝公の居城跡に整備された公園です。約4000本の桜がぼんぼりの明かりに照らされ、復元された三重櫓とともに内堀の水面に映る様は、言葉を失うほどの美しさです。
【歴史】
新潟県上越市にある高田城址公園は、徳川家康の六男・松平忠輝が築いた高田城の跡地につくられた公園です。1909年に在郷軍人団が入隊を祝って2200本の桜を植えたのが、現在の桜並木の出発点となりました。今では公園とその周辺に約4000本の桜が咲き誇り、春の「高田城址公園観桜会」には毎年百万人規模の花見客が訪れます。2026年には第101回を数えました。
【特徴】
日本三大夜桜のなかでも、ぼんぼりの数と会場の広さは群を抜いています。約3000個のぼんぼりに照らされた「桜ロード」は文字どおり桜色のトンネルとなり、三重櫓(さんじゅうやぐら)とお堀、そして桜が織りなす夜景は極上の美しさです。雪国らしく、残雪をいただいた妙高連峰を背景にした昼の桜もまた見事で、昼と夜で二度楽しめます。
【見どころ】
シンボルの高田城三重櫓がライトアップされ、お堀の水面に逆さに映る姿はぜひ見ておきたい光景です。お堀に架かる極楽橋からの眺めも写真映えします。露店の数が三百ほどと非常に多く、お化け屋敷などの興行小屋が並ぶこともあり、昔ながらの縁日の空気を色濃く残しています。会期中はライトアップの時間が延長される日もあるので、事前に確認しておくと安心です。
【トリビア】
高田城には天守閣がなく、三重櫓がその役割を担っていました。現在の三重櫓は1993年に復元されたもので、内部は資料館として公開されています。観桜会の期間は上越の人々にとって一年でもっとも待ち遠しい春の祭典であり、夜遅くまで桜の下に人が絶えません。お堀を埋め尽くす蓮の花が咲く夏もまた、この公園を代表する景色となっています。

