諏訪大社の御柱

(すわたいしゃのおんばしら)
📍 長野県 諏訪市🏯 歴史🎭 文化

【概要】

諏訪大社の御柱は、長野県諏訪市にある諏訪大社の四隅に立つモミの巨木。7年に一度の御柱祭で山から切り出され、人力で運ばれ建て替えられる。長さ約17m、重さ約13トンの巨木を急坂から落とす「木落し」は天下の奇祭として知られ、1200年以上の歴史を持つ。

【歴史】

諏訪大社の御柱は、長野県諏訪市にある上社本宮をはじめ、上社前宮、下社春宮、下社秋宮という四つの社殿の四隅に立てられるモミの巨木です。寅と申の年、七年目ごとに行われる御柱祭で新しい柱に建て替えられ、正式には式年造営御柱大祭といいます。平安時代の記録にもその名がみえ、千二百年以上続くとされています。日本三大御柱の一つに数えられ、諏訪信仰を象徴する存在となっています。

【特徴】

一社につき四本、四つの社を合わせて十六本の柱が立てられます。最も大きい上社本宮の一之御柱は長さ約十七メートル、直径約一メートルあり、重さは十トンを超えます。柱は社殿を囲むように配され、神域を示す結界とする説、神霊が降りる依り代とする説などがあり、その本来の意味は今も定まっていません。屋外に立てられているため、参拝すれば誰でも間近でその太さを確かめることができます。

【見どころ】

御柱祭は、山から切り出した柱を人力だけで里まで曳く山出しと、里から社殿へ曳く里曳きに分かれます。急坂を柱もろとも滑り落ちる木落しや、上社の氏子が宮川の冷たい流れを渡る川越しはとりわけ勇壮で、天下の奇祭として知られています。祭のない年でも四つの社を巡り、御柱を間近に見ることができます。柱を建てる建御柱では、氏子が柱にまたがったまま垂直に引き起こされます。

【トリビア】

直近の御柱祭は2022年に行われ、次回は2028年に予定されています。役目を終えた古い御柱は、社殿の造営材や鳥居などに転用されるほか、地域の小さな社へ譲られて小宮の御柱として第二の務めを担うこともあります。諏訪信仰の広がりとともに、全国の諏訪神社でも御柱を立てる祭が受け継がれてきました。祭の年には諏訪地方一帯が氏子たちの熱気に包まれ、一大行事となります。

📅 最終更新: 2026/9/6
諏訪大社の御柱
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です