【概要】
伊勢神宮の心御柱は、三重県伊勢市にある伊勢神宮正殿の床下中央に立てられる最も神聖な柱。「忌柱」「天御柱」とも呼ばれ、内宮・外宮の両方に存在する。20年に一度の式年遷宮の際に新たに建てられ、神が宿る神聖な柱として一般には公開されていない。
【床下の聖なる柱】
三重県伊勢市にある伊勢神宮(内宮・外宮)において、正殿の床下にひっそりと立てられている、最も神聖で重要な柱です。地中深く埋められ、その上部は正殿の床板の下に隠されているため、一般の参拝者はもちろん、奉仕する神職でさえもその姿を見ることはできません。神の依り代(よりしろ)とも、建物の中心を示す象徴的な柱とも言われ、多くの謎に包まれています。まさに神域の中の神域です。
【式年遷宮の核心】
20年に一度行われる式年遷宮において、新しい正殿が建てられる際、まず最初に立てられるのがこの心御柱ではありません。実は、古い正殿の心御柱はそのまま残され、新しい正殿の心御柱が、新しい敷地の地中に新たに立てられます(諸説あり、秘儀とされています)。この柱の祭祀こそが遷宮の核心であり、神宮の永遠性と生命の連続性を象徴する最も神秘的な存在です。
【見えない信仰】
見ることも触れることもできない柱ですが、その存在を感じながら参拝することで、伊勢神宮への畏敬の念がより深まります。古代から変わらぬ位置に立ち続け、日本の最高神を見守り続けてきた沈黙の柱。その存在は、「見えないものを敬う」という日本人の精神性の奥深さと、連綿と続く歴史の重みを静かに物語っています。心の目で見つめるべき聖なる柱なのです。
📅 最終更新: 2026/1/27
