【概要】
札幌市中央区に位置する、東京以北で最大の歓楽街。ニッカウヰスキーの看板で知られる交差点を中心に、数千軒の飲食店や風俗店がひしめき合っています。治安も比較的良く、観光客にも人気のスポットで、雪まつりの会場としても利用されます。
【歴史】
すすきのは、北海道札幌市にある北日本有数の歓楽街です。起こりは明治四年(一八七一年)、開拓使が札幌本府の建設を進めるなかで、南四条から南五条、西三丁目から西四丁目にあたる区画を貸座敷などの区域に定めたことにさかのぼります。翌年には最初の妓楼が開業し、以後この一帯は札幌の夜の中心として歩み、戦後は北海道随一の繁華街へと発展しました。日本三大歓楽街の一つに数えられます。
【特徴】
地名の由来には二つの説が伝わります。区域の選定にあたった工事監事の薄井龍之の姓にちなむという説と、当時この一帯がススキの茂る原野だったことによるという説です。すすきのは正式な行政地名ではなく通称で、おおむね南二条から南九条、西一丁目から西六丁目のあたりを指し、飲食店は三千軒を超えるとされています。碁盤の目状の街路に建物が密集し、夜になると一帯にネオンがともります。
【見どころ】
街の目印は、すすきの交差点に掲げられたニッカウヰスキーの大きなネオン看板です。札幌冬季五輪を前にした昭和四十四年(一九六九年)に設置され、半世紀以上この街を見守ってきました。周辺には元祖さっぽろラーメン横丁やジンギスカンの老舗が集まり、地下鉄すすきの駅から狸小路商店街へも歩いて回ることができます。北海道の食を味わう拠点としても知られ、観光客が夜の街歩きを楽しむ姿も見られます。
【トリビア】
冬のさっぽろ雪まつりでは、すすきの会場に氷の彫刻が並ぶ催しが開かれ、かつて「すすきの氷の祭典」と呼ばれた行事は、現在「すすきのアイスワールド」の名で親しまれています。夏には神輿や踊りが繰り出すすすきの祭りも行われ、夜の街という顔だけではなく、四季の行事の舞台にもなっているのがこの一帯です。近年は再開発による複合施設や宿泊施設の開業も相次ぎ、街の表情は少しずつ変わってきています。

