📍 和歌山県 串本町🌿 自然⛰️ 名所📦 その他

【概要】

和歌山県串本町にある本州最南端の岬。元々は島だったが、沿岸流による漂砂が堆積して本土と繋がった。現在は道路が通り、台風中継などでも知られる重要な拠点となっている。東西に広がる海と緑の台地が美しい景観を作り出す。

【歴史】

和歌山県串本町にある潮岬は、本州最南端のクレ崎を含む岬で、もとは本土から離れた海に浮かぶ島でした。近くの河口から流れ出た砂礫が沿岸流に運ばれて堆積し、できあがった砂州が本土との間を埋めて陸繋島になったもので、函館や甑島の里と並んで日本三大トンボロに数えられます。明治時代の1873年には南西端に潮岬灯台が開設され、1936年には一帯が吉野熊野国立公園に指定されています。

【特徴】

潮岬の本体は標高60〜80メートルほどの平坦な隆起海食台地で、2段の海岸段丘が発達し、海岸部は40メートルを超える海食崖となっています。複雑な溶岩の動きによってできた火成岩体でもあり、南紀熊野ジオパークを代表する見学地の一つです。本土とつなぐ砂州は長さ約900メートルと短く標高も低いため、その上に広がる市街地では津波への備えが大きな課題とされています。

【見どころ】

南西端に立つ潮岬灯台からは、水平線が丸く見える大パノラマを望むことができます。灯台の東側には約10万平方メートルの芝生広場「望楼の芝」が広がり、本州最南端の碑や潮岬観光タワーが並びます。毎年1月には、古い芝を焼いて新芽の育ちを促す手入れを2001年に行事化した「本州最南端の火祭り」が開かれ、火矢から燃え広がる炎が夜の岬を幻想的に照らし出します。名産のトビウオを使ったつみれ汁もふるまわれます。

【トリビア】

潮岬の北東、串本から紀伊大島へ向かう海岸には、大小40余りの岩柱が約850メートルにわたって一直線に並ぶ名勝天然記念物の橋杭岩があります。弘法大師が天邪鬼と一晩で橋を架ける賭けをし、天邪鬼が鶏の鳴きまねをして工事を妨げたため杭だけが残ったと伝わります。台風銀座としても知られ、1959年に東海地方へ甚大な被害をもたらした伊勢湾台風も、この西方から本州に上陸しました。

📅 最終更新: 2026/9/6
潮岬
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です