📍 北海道 函館市🌿 自然⛰️ 名所📦 その他

【概要】

北海道函館市の市街地そのものが、陸繋島である函館山と北海道本土とを繋ぐ巨大なトンボロの上に形成されている。函館山からの夜景で見られる、くびれた地形の美しいラインが特徴的で、世界三大夜景の一つとしても知られる。

【歴史】

北海道函館市にある函館山は、約2500万年前の海底火山の噴出物を土台として噴火と隆起を繰り返して生まれた火山で、かつては海に浮かぶ孤島でした。津軽海峡から函館湾へ流れ込む津軽暖流や、大森浜の沖で反転する流れが運んだ砂礫が山と本土の間に堆積して砂州が育ち、約5000年前に渡島半島と陸続きの陸繋島になったとされます。この砂州の上に、やがて箱館の町が開けました。

【特徴】

日本三大トンボロの筆頭に挙げられる函館の陸繋砂州は、函館山の山麓から亀田半島の千代台の台地縁まで、長さ約3000メートル、幅約600メートル(埋立地を除く)に及びます。砂州が一列だけの一重砂州で、西の函館湾側と東の大森浜側の双方から波が寄せるため、両側を海に挟まれた細長い低地となっています。周辺の海岸段丘の高度からは、今も緩やかな隆起が続いていると考えられています。

【見どころ】

標高334メートルの函館山の山頂展望台から見下ろす夜景は、世界三大夜景の一つに数えられてきました。両側を海に挟まれたトンボロの上に街の灯が広がるため、光の帯が海の闇にくっきりと縁取られ、独特のくびれた扇形を描きます。山頂へはロープウェイや登山道で上がることができ、砂州の上には赤レンガ倉庫群や元町の教会群、朝市など主要な見どころが集まっています。平坦な砂州と急峻な山の対比も歩いて楽しめます。

【トリビア】

砂州の上はかつて湿地が多く飲み水にも乏しかったため、幕末までは一部を除いてほとんど市街地化されていませんでした。1859年、願乗寺の僧である堀川乗経が中心となって亀田川の水を砂州の上へ分流させると、湿地が乾いて小舟による水運も開け、両岸は急速に発展します。この願乗寺川の跡が、現在の高砂通りにあたります。なお函館山は、牛が寝そべる姿に似ることから臥牛山とも呼ばれています。

📅 最終更新: 2026/9/6
函館
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です