【概要】
日本最古の公許花街として知られ、正式名称は「西新屋敷」。単なる遊郭ではなく、詩歌や音楽などの文芸活動が盛んな文化サロンとしての側面が強く、新選組の隊士らも通いました。現在も「島原大門」など往時の遺構が残っています。
【京都の花街】
京都市下京区にあった日本最古の公許遊郭です。1641年に六条三筋町から現在地へ移転し、「島原」の名は、その移転騒動が九州の島原の乱(1637年)を連想させたことに由来するとも言われています。江戸時代を通じて京都随一の格式を誇り、新選組の近藤勇や芹沢鴨も通ったことで知られています。1976年に花街としての歴史に幕を閉じました。
【太夫と揚屋】
島原は芸事に秀でた最高位の遊女「太夫(たゆう)」がいることで有名でした。太夫は歌舞音曲、茶道、華道、書道など諸芸に通じ、教養と気品を備えた存在でした。客をもてなす「揚屋(あげや)」も格式が高く、現存する「角屋(すみや)」は国の重要文化財に指定されています。吉原の「花魁」とともに、日本を代表する遊郭文化の象徴です。
【現在の島原】
現在の島原は住宅街となっていますが、往時の面影を残す建造物がいくつか残っています。「角屋もてなしの文化美術館」では、豪華な座敷や調度品を見学でき、花街文化を今に伝えています。また、大門や「輪違屋(わちがいや)」も現存し、歴史散策の見どころとなっています。京都観光の際には、一歩足を延ばしてみる価値のある場所です。
📅 最終更新: 2026/1/4

