【概要】
岐阜県白川村にある、日本初の大規模ロックフィルダム。「20世紀のピラミッド」とも称される。建設時に湖底に沈むはずだった2本の巨桜「荘川桜」の移植エピソードでも有名。電源開発(J-POWER)が管理。
【歴史】
御母衣ダム(みぼろダム)は岐阜県白川村にあるロックフィルダムで、1961年に完成しました。日本で初めての大規模ロックフィルダム(岩石を積み上げて作るダム)として建設され、「東洋一」と称されました。建設に伴い、水没する集落にあった樹齢450年の桜(荘川桜)の移植が行われたエピソードは有名です。
【特徴】
コンクリートではなく、粘土と岩石を積み上げたロックフィル式ダムとしては日本屈指の規模。堰堤(えんてい)の巨大さと、岩の積み上げによる幾何学的な美しさが特徴です。ダム湖の「御母衣湖」はエメラルドグリーンの水を湛え、四季折々の美しさを見せます。
【見どころ】
ダムサイトにある「MIBOROダムサイドパーク」では、巨大なダムの構造や歴史を学べます。最大の見どころは、ダム湖畔に移植された「荘川桜(しょうかわザクラ)」。ダム建設で水没するはずだった巨木を、技術的困難を乗り越えて移植した奇跡の桜で、毎年春には満開の花を咲かせます。
【トリビア】
荘川桜の移植は、当時の電源開発総裁・高碕達之助の「桜を救いたい」という執念によって実現しました。このエピソードは「桜守の旅」などの物語として語り継がれています。ダムカードも配布されており、ダムマニアに人気。近くには世界遺産の白川郷合掌造り集落があります。
📅 最終更新: 2026/1/27

