【概要】
高知県高知市にある城。山内一豊が築城。本丸の建造物がほぼ完全に残る唯一の城。追手門と天守が一枚の写真に収まる構図が有名。
【歴史】
関ヶ原の戦いの功績で土佐24万石の領主として入った山内一豊によって、慶長6年(1601年)から築城が開始されました。享保12年(1727年)の大火で天守などが焼失しましたが、寛延2年(1749年)に再建され、その姿が現在に残っています。明治の廃城令や、太平洋戦争の空襲も奇跡的に免れたため、江戸時代の本丸御殿や天守が現存する非常に貴重な城です。
【特徴】
高知城の最大の特徴は、本丸内の主要な建物(天守、懐徳館(本丸御殿)、納戸蔵、黒鉄門など)がほぼ完全に残っている点です。これは全国で高知城だけです。特に本丸御殿が現存しているのは、高知城と川越城だけという希少さです。天守は四重六階の望楼型で、古風な格式を感じさせる造りとなっており、独立式天守としての威容を誇ります。
【見どころ】
正門である「追手門」の手前から見上げると、追手門の屋根越しに天守がそびえる姿が見える構図が大人気です。これは現存天守の中で高知城だけで見られる絶景であり、記念撮影の定番スポットです。また、敵の侵入を防ぐ「石落とし」や「忍び返し」、雨の多い土佐ならではの石垣の排水機構「石樋(いしどい)」など、実戦的で実用的な工夫が随所に見られるのも見どころです。
【トリビア】
高知城には、山内一豊の妻・千代(見性院)の像があり、「内助の功」で知られる彼女が、へそくり(持参金)で名馬を買って夫を出世させた逸話は有名です。また、自由民権運動の指導者・板垣退助の銅像も懐徳館の前に立っています。夜間はライトアップされ、大阪城、高田城と共に「日本三大夜城」の一つにも数えられています。
📅 最終更新: 2026/1/21


