【概要】
大阪城は大阪府大阪市にある日本三大夜城の一つで、1931年から夜間照明の歴史を持つ先駆的な夜城。現在は日没から23時まで毎晩ライトアップされ、金の鯱鉾や飾り金具が美しく輝く。2023年からはフルカラーLEDを導入し、時間帯により変化する演出で訪れる人を魅了する。
【歴史】
大阪城は豊臣秀吉が1583年に築城を始めた名城で、大坂夏の陣で焼け落ちたのち、徳川幕府があらためて地面をかさ上げして築き直しました。現在の天守閣は1931年11月に市民の寄付によって竣工した鉄骨鉄筋コンクリート造の復興天守で、全国の復興天守の第一号として知られています。2014年には夜景観光コンベンション・ビューローによって、夜景鑑賞士の投票と現地調査を経て日本三大夜城の一つに認定されました。
【特徴】
大阪府大阪市にある大阪城の天守閣は、日没から午後11時ごろまで毎晩ライトアップされています。2023年には照明がフルカラーのLEDに一新され、照明デザイナーの石井幹子氏の監修のもとで、屋根の金の鯱や飾り金具、白い漆喰壁が浮かび上がる演出が施されました。時間の経過とともに光の色や範囲が少しずつ移ろっていく設計で、同じ夜でも訪れる時刻によって表情が変わります。
【見どころ】
本丸広場から見上げる天守閣の迫力はもちろんのこと、内堀や外堀の水面に光が映り込む姿も見逃せません。西の丸庭園や極楽橋のあたりからは、巨石を積み上げた石垣と隅櫓が陰影を深めた姿を望むことができます。大阪ビジネスパークの高層ビル群を背景にすれば、近代的な夜景と歴史的建造物が一枚の写真に収まり、過去と現在が交錯する不思議な眺めが生まれます。角度を変えて歩くたびに印象が変わります。
【トリビア】
天守閣が夜間照明で照らされるようになったのは1953年3月のことで、1957年には建築物としては大阪で初めて水銀灯が採用されたと伝えられます。2023年のLED化にあたっては年間の消費電力がおよそ85パーセント削減されたとされ、景観の美しさと環境への配慮を両立させました。70年以上にわたって光を灯し続けてきた点でも、夜城の先駆けといえる存在です。毎年多くの人が夜の姿を目当てに訪れます。

