【概要】
福井県敦賀市の若狭湾国定公園内にある松原です。長さ約1.5km、広さ約40万平方メートルに及び、約1万7千本の松が茂っています。白砂青松のコントラストが美しく、夏は海水浴場としても賑わいます。国の名勝に指定されています。
【歴史】
気比の松原は福井県敦賀市にある日本三大松原の一つで、敦賀湾に面した約1.5キロメートルの海岸に、およそ17000本の赤松と黒松が茂っています。平均の樹齢は200年ほどです。平安時代には歌枕として和歌に詠まれ、由緒ある景勝地として知られてきました。敦賀は大陸との交易港として古くから栄え、松原は港と町を風から守る役目も担い、1934年に国の名勝となりました。
【特徴】
気比の松原は日本海側を代表する白砂青松の地で、穏やかな敦賀湾に面した海水浴場としても親しまれています。赤松と黒松が入り混じって生えているのが特徴で、砂浜から林へと自然に移り変わる景観がよく保たれてきました。遠浅で波が静かなため、夏は家族連れで大いに賑わいます。冬は日本海の荒波と松林の対比が趣深く、季節ごとに違う表情を見せてくれます。
【見どころ】
夏の海水浴シーズンには海の家が並び、敦賀ならではの海鮮料理を味わえます。林のなかの遊歩道は一年を通して歩きやすく、人の少ない朝夕の時間帯がとりわけおすすめです。市街地から近いため、越前国一の宮である氣比神宮や金ヶ崎城跡、赤レンガ倉庫と組み合わせて巡れます。敦賀港からは北海道へ向かうフェリーも出ており、旅の起点にもなります。
【トリビア】
気比の松原にはかつて3万本を超える松があったと伝えられますが、松くい虫の被害で多くが失われました。今は市民のボランティアと行政が手を携えて保全にあたり、新たな植樹も進められています。敦賀は昆布の加工地としても名高く、北海道から運ばれた昆布がこの地で仕上げられ全国へ流れていきました。地名は氣比神宮に由来し、祭神は伊奢沙別命です。
