【概要】
からすみは長崎県の名産品で、ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させたものです。その形が中国の墨(唐墨)に似ていたことから名付けられました。琥珀色の美しい輝きと、チーズのような濃厚なコクがあり、薄く切って炙ったり、パスタに使ったりして楽しまれます。
【海のチーズ】
長崎県特産の、ボラ(鰡)の卵巣を塩漬けにして乾燥させたものです。その形が中国の墨(唐墨)に似ていることから「からすみ」と呼ばれるようになりました。ねっとりとした濃厚なコクと、チーズのような深い旨味が特徴で、「海のチーズ」とも形容されます。薄くスライスしてそのまま食べたり、軽く炙って香ばしさを楽しんだりします。黄金色に輝く見た目も美しいです。
【長崎の貿易文化】
元々は中国(明)から伝わった製法ですが、長崎で改良が重ねられ、日本独自の珍味として定着しました。江戸時代には長崎奉行所を通じて幕府へ献上されました。現在でも長崎土産の定番として人気があります。大根の薄切りと一緒に食べる「からすみ大根」は、大根の瑞々しさとからすみの塩気が絶妙にマッチする、通好みの食べ方です。日本酒や焼酎が進みます。
【出世魚の縁起物】
原料となるボラは、成長するにつれて呼び名が変わる「出世魚」であるため、からすみは縁起の良い食べ物とされ、お正月のおせち料理や結婚式の引き出物など、お祝いの席にも欠かせません。パスタ(ボタルガ)やチャーハンの具材として使われることも多く、高級食材として世界中のグルメに愛されています。一度は味わってみたい日本の贅沢な味です。
📅 最終更新: 2026/1/4

