いざなぎ景気

(いざなぎけいき)
📍 兵庫県 淡路市🏯 歴史📦 その他

【概要】

1965年から約5年続いた戦後最長の好景気(当時)。国生みの神・伊弉諾尊(イザナギノミコト)にちなむ。「新・三種の神器(カラーテレビ・クーラー・自動車)」が普及し、GNPが世界第2位となった。位置情報はイザナギを祀る伊弉諾神宮。

【歴史】

いざなぎ景気は、1965年(昭和40年)11月から1970年(昭和45年)7月まで57か月続いた、高度経済成長期の総仕上げとなる超大型景気です。岩戸景気の由来である天岩戸の神話よりさらにさかのぼり、国生みの神である伊弉諾尊にちなんで名づけられました。2002年から始まるいざなみ景気に抜かれるまで、長く戦後最長の景気拡大期として記録されてきました。

【特徴】

消費を引っ張ったのは「3C」と呼ばれた新三種の神器で、カラーテレビ、クーラー、自動車が急速に家庭へ普及し、本格的なマイカー時代が訪れました。1968年には日本の国民総生産が西ドイツを抜いて資本主義諸国で第2位となり、日本は名実ともに経済大国としての地位を固めます。高速道路や新幹線の整備も進み、所得の増加とともに海外旅行や外食も身近なものになっていきました。

【見どころ】

いざなぎ景気の名の由来である伊弉諾尊を祀るのが、兵庫県淡路市にある伊弉諾神宮です。国生みを終えた伊弉諾尊が静かに余生を過ごした幽宮の跡と伝わり、日本最古の神社の一つに数えられています。樹齢900年ともいわれる夫婦大楠が境内にそびえ、縁結びや夫婦円満を願う参拝者が絶えません。神話の島を巡る旅の起点にもなります。境内には太陽の運行を示す「陽の道しるべ」の石碑も置かれています。

【トリビア】

いざなぎ景気の締めくくりを飾ったのが、1970年に開かれた日本万国博覧会です。「人類の進歩と調和」を掲げたアジア初の万博には6400万人を超える人が詰めかけ、日本の繁栄と技術力を世界に印象づけました。しかし翌年のニクソン・ショック、1973年の石油危機を経て高度経済成長は終わりを告げ、日本は安定成長の時代へ移ります。景気の名に神話を用いる命名は、この景気で締めくくられることになりました。

📅 最終更新: 2026/9/6
いざなぎ景気
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です