【概要】
福岡県福岡市にある神社。樓門に掲げられた「敵国降伏」の扁額は有名で、元寇の際に亀山上皇が奉納した宸筆を模したもの。勝運の神としてプロスポーツチームなども必勝祈願に訪れる。博多三大祭りの「放生会」も有名。
【歴史】
筥崎宮(はこざきぐう)は福岡県福岡市東区にある八幡宮で、921年(延喜21年)の創建と伝えられます。筑前国一宮として朝廷や武家の崇敬を受け、とくに1274年と1281年の元寇に際しては敵国降伏の祈願が行われ、神風によって蒙古軍を退けたと語り継がれてきました。楼門には敵国降伏の扁額が掲げられ、必勝祈願の社として広く知られています。
【特徴】
筥崎宮の本殿と拝殿、楼門、一の鳥居はいずれも国の重要文化財に指定されており、境内全体が歴史的建造物の宝庫となっています。敵国降伏の扁額は亀山上皇の宸筆と伝えられ、国難にあたって祈りが捧げられてきました。勝運や厄除け、商売繁盛のご利益で知られ、プロスポーツ選手や経営者が必勝と商売繁盛を祈願に訪れることでも知られ、初詣にも多くの参拝者が集まります。
【見どころ】
楼門に掲げられた敵国降伏の扁額は、筥崎宮を訪れたらまず見ておきたい存在です。朱塗りではなく素木造りの落ち着いた社殿は、ほかの八幡宮とは違う静かな趣を漂わせています。境内には国歌に詠まれるさざれ石や筥松も点在しています。9月の放生会(ほうじょうや)は博多三大祭りのひとつで、参道に数百軒の露店が並び大勢の人で賑わいます。
【トリビア】
敵国降伏という言葉は、武力で敵をねじ伏せるという意味ではなく、徳をもって相手を帰順させるという意味だと解釈されています。元寇の神風伝説はこの地から生まれ、のちに神風という語が広く使われるきっかけにもなりました。日本三大八幡宮の選び方には諸説があり、筥崎宮に代えて鎌倉の鶴岡八幡宮を挙げることもあり、いずれの説でも宇佐神宮と石清水八幡宮は動きません。

