東国三社

東国三社

東国三社は、茨城県の鹿島神宮と息栖神社、千葉県の香取神宮を指す呼び名です。いずれも記紀の国譲り神話の神々を祀り、かつて内海だった利根川下流域に鎮座することから、古くから一体の聖地として語られてきました。江戸時代には利根川の舟運が発達し、伊勢神宮から無事に帰れたことを感謝する「お伊勢参りの禊の旅」「下三宮巡り」として三社詣でが大流行しました。三社を線で結ぶと直角二等辺三角形になるという俗説も知られます。

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鹿島神宮
⛩️ 寺社
📍 茨城県 鹿嶋市

鹿島神宮

(かしまじんぐう)

鹿島神宮は茨城県鹿嶋市にある東国随一の古社で、神武天皇元年(紀元前660年)の創建と伝えられ、国譲りの神話で活躍した武甕槌大神を祀る武道の神として崇敬されてきました。朱塗りの楼門や本殿は国の重要文化財で、東京ドーム15個分の森は県の天然記念物です。1日40万リットル以上が湧く御手洗池や、地震を鎮めるとされる要石も見どころです。

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息栖神社
⛩️ 寺社
📍 茨城県 神栖市

息栖神社

(いきすじんじゃ)

息栖神社は茨城県神栖市にある古社で、鹿島神宮・香取神宮とともに東国三社の一社に数えられています。常陸利根川に面して一の鳥居が立ち、その両脇には忍潮井と呼ばれる二つの井戸が水辺に口を開けています。主神は道の分かれ目を守る岐神で、交通守護の天鳥船神を配祀します。社伝では日川の地に祀られていた社が現在地へ遷ったと伝えられ、水運の要としても栄えました。

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香取神宮
⛩️ 寺社
📍 千葉県 香取市

香取神宮

(かとりじんぐう)

香取神宮は千葉県香取市にある名社で、神武天皇の時代の創建と伝えられ、経津主大神を国家鎮護や海上交通の守護神として祀ります。黒漆塗りに極彩色の装飾を施した本殿と楼門は国の重要文化財です。927年の延喜式神名帳で「神宮」と称されたのは伊勢・鹿島・香取の三社のみで、12年に一度午年の式年神幸祭は約3千人の行列が佐原を練り歩きます。

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❓ 東国三社のよくある質問

Q.東国三社はそれぞれどんな神を祀っていますか?

A.三社とも記紀の国譲り神話にかかわる神々を祀っています。鹿島神宮は国譲りの交渉で活躍した武甕槌大神、香取神宮は経津主大神を御祭神とします。息栖神社の主神は道の分かれ目を守る岐神で、国譲りの神話で使者を運んだ船を神格化した天鳥船神と、住吉三神を配祀しています。

Q.東国三社めぐりが江戸時代に流行したのはなぜですか?

A.江戸時代に利根川の舟運が発達したことが背景にあります。伊勢神宮から無事に帰れたことを感謝する「お伊勢参りの禊の旅」「下三宮巡り」として三社詣でが大流行しました。息栖神社のそばの息栖河岸も参詣の人々で賑わいました。

Q.東国三社を結ぶと直角二等辺三角形になるというのは本当ですか?

A.三社を線で結ぶと直角二等辺三角形に近い形になるといわれますが、社伝に基づくものではなく俗説です。直線距離は鹿島神宮と息栖神社、香取神宮と息栖神社がともに約9km、鹿島神宮と香取神宮が約13kmで、直角の頂点にあたるのが息栖神社だとされます。

Q.鹿島神宮と香取神宮が「神宮」と呼ばれるのはなぜですか?

A.延喜式神名帳(927年)で「神宮」と称されたのが、伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の三社だけだったためです。両社はともに神武天皇の時代の創建と伝えられ、朝廷から特別な扱いを受けて崇敬されてきました。本殿や楼門はどちらも国の重要文化財に指定されています。

Q.東国三社の要石とはどんなものですか?

A.鹿島神宮の要石は、地中深くで暴れる大鯰を押さえつけて地震を鎮めるとされる石です。香取神宮にも鹿島神宮と対になる「要石」が鎮座しています。鹿島神宮の境内には、1日に40万リットル以上の湧き水が湧く御手洗池もあります。

📍 所在地マップ