山高神代桜

(やまたかじんだいざくら)
切り替え:📍 山梨県 北杜市⛰️ 名所🌿 自然

【概要】

山高神代桜は、推定樹齢1800年から2000年と言われる日本最古の桜です。エドヒガンザクラの古木で、伝説では日本武尊が植えたと伝えられています。幾多の星霜を経た幹の風格と可憐な花の対比が神々しさを感じさせます。

【歴史】

山高神代桜は山梨県北杜市にある実相寺の境内に立つエドヒガンで、推定樹齢は1800年から2000年ともいわれる日本最古級の桜です。日本武尊が東征の折にこの地へ立ち寄って植えたという伝承が名の由来とされ、のちに日蓮が衰えた樹勢の回復を祈ったところ蘇ったことから、妙法桜という別名も伝わっています。1922年には国の天然記念物に指定され、日本三大桜の一つに数えられています。

【特徴】

根元の幹周りは約11.8メートル、樹高は約10メートルあり、ごつごつと隆起した幹の肌には長い歳月の風雪が深く刻まれています。老木ゆえに幹の空洞化が進み、かつては枝が地面につくほど衰えましたが、土壌の入れ替えや支柱の設置といった樹勢回復の手当てにより、今も春には淡い紅白の花を咲かせます。幹の内部が失われてもなお水を吸い上げ続ける生命力には驚かされます。

【見どころ】

見頃は例年四月上旬で、境内には数十本の桜のほか二十万本ともいわれるラッパズイセンが植えられ、黄色い絨毯の中に山高神代桜が立つ光景が広がります。背後には残雪をまとった甲斐駒ヶ岳など南アルプスの峰々が連なり、悠久の古木と雪の峰を一枚の画におさめる構図が写真愛好家に人気です。花の見頃には多くの人が訪れますが、朝の早い時間帯であれば静けさの中で古木とじっくり向き合えます。

【トリビア】

2008年11月、この桜を含む全国十四か所の桜の種がスペースシャトルで打ち上げられ、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に約八か月半滞在したのち地上へ戻されました。神代桜から送られた約百二十粒のうち発芽したのはわずか二粒で、そのうちの一本が「宇宙桜」として境内で育てられています。宇宙を旅した種から育った若木と二千年の古木が並ぶ光景は、ここでしか見られないものです。

📅 最終更新: 2026/9/6
山高神代桜
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です