【概要】
茨城県土浦市で開催される、スターマイン(速射連発花火)日本一を決める競技大会。秋の澄み切った夜空に、音楽とシンクロした質の高い花火が次々と打ち上げられる。11月開催という時期も特徴的。
【歴史】
土浦全国花火競技大会は茨城県土浦市で1925年(大正14年)に始まり、毎年10月に開催される日本最大級の秋の花火大会です。大曲と並ぶ二大競技大会の一つで、花火師の技術向上と花火産業の発展に大きく貢献してきました。秋の澄んだ空気の中で見る花火は夏よりも鮮明に見えるとされ、「夏の大曲・秋の土浦」と並び称されています。約20000発が打ち上げられ、内閣総理大臣賞をはじめとする各賞を目指して全国から花火師が集結します。
【特徴】
土浦花火は「10号玉(尺玉)」「創造花火」「スターマイン」の3部門で競技が行われます。秋の澄んだ空気は花火の発色を鮮明にし、夏とは一味違う美しさを楽しめます。桟敷席からは間近で大迫力の花火を体感可能。競技花火の技術の高さと創造花火の芸術性が見どころで、「土浦花火づくし」と呼ばれるフィナーレのスターマインは圧巻の迫力です。
【見どころ】
競技3部門それぞれに優勝・準優勝が選ばれ、総合優勝者には内閣総理大臣賞が授与されます。桟敷席(有料)は抽選制で、当選すれば最高のロケーションで観覧可能。大会提供花火のワイドスターマインは音楽と連動した華やかな演出。土浦駅から会場まで徒歩約30分で、当日は臨時シャトルバスも運行されます。霞ヶ浦周辺の観光と合わせて秋の関東旅行が楽しめます。
【トリビア】
土浦は「花火の街」として知られ、市内には花火工場や花火資料館があります。秋開催のメリットは気温が低く湿度が低いため、花火の発色が良く煙も早く消えること。2019年からは桟敷席のオンライン抽選が導入され、より公平なチケット購入が可能になりました。大曲が「技術の最高峰」なら土浦は「総合力の競技会」とも言われ、両方に出場して優勝を目指す花火師も多いです。

