【概要】
秋田県大仙市(大曲)で開催される、100年以上の歴史を持つ権威ある競技大会。全国の一流花火師が技を競い合い、内閣総理大臣賞が授与される。昼花火の競技があることでも知られ、創造性の高い花火は見る者を魅了する。
【歴史】
大曲の花火は秋田県大仙市で1910年に始まった日本でも最古級の花火競技会で、毎年8月の最終土曜日に開かれます。全国から集まった花火師が腕を競う最高峰の舞台であり、日本一を決める場として重んじられてきました。内閣総理大臣賞をはじめ国レベルの賞が授けられる数少ない大会でもあります。夜空にはおよそ18000発が上がり、60万人を超える観客が河川敷を埋め尽くします。
【特徴】
大曲の花火は昼花火と夜花火の二部構成をとります。色煙で絵を描く昼花火は芸術性が高く、競技として行われるのは全国でもここだけです。夜花火は10号玉と創造花火で争われ、一発の色彩や開き方、そして消え際まで細かく審査されます。大会提供花火のワイドスターマインは音楽に合わせて全長700メートルほどにわたって展開し、圧巻のフィナーレを飾ります。
【見どころ】
雄物川の広い河川敷に設けられた桟敷席では、花火を間近に浴びるような迫力を味わえます。競技花火は一社ずつ順に打ち上げられるため、技術の違いを見比べる楽しみがあります。創造花火にはキャラクターや文字をかたどった型物も登場し、その発想の豊かさに驚かされます。複数の花火師が力を合わせる大会提供花火では、涙を流す観客も少なくありません。
【トリビア】
大曲は花火のまちとして知られ、製造や販売に携わる企業が地域に集まっています。競技の審査は厳格で、玉の真円度や色のバランス、開き方の美しさ、消えるタイミングまで採点の対象になります。宿泊施設は半年から一年前に埋まってしまうため、早めの計画が欠かせません。大曲駅から会場までは徒歩30分ほどで、当日は臨時列車も走ります。
