📍 宮城県 松島町🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

日本三景の一つであり、大小260余りの島々が松島湾に浮かぶ多島海の絶景。古くから多くの歌人や旅人に愛され、伊達政宗ゆかりの瑞巌寺や五大堂などの歴史遺産と自然が調和した美しさを誇ります。

【歴史】

松島は、宮城県松島町を中心に広がる松島湾の島々の総称で、古くから歌に詠まれてきた景勝地です。寛永20年(1643年)に儒学者の林春斎が『日本国事跡考』で天橋立、宮島と並べて挙げたことから、日本三景と呼ばれるようになりました。元禄2年(1689年)には松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の途中に立ち寄り、その眺めに心を奪われています。以来、松島は東北を代表する景勝地として親しまれてきました。

【特徴】

松島湾には大小260余りの島が浮かび、白っぽい凝灰岩が波と風に削られて、えぐれた岩肌や穴の開いた奇岩が並びます。その上に根を張った松が、潮風に耐えながら枝を広げる姿が景観の核です。国の特別名勝に指定されており、季節や時刻、眺める高さによって表情が大きく変わるため、何度訪れても飽きないと言われます。湾内には牡蠣の養殖いかだも浮かび、暮らしと結びついた海であることが見て取れます。

【見どころ】

松島を見渡す高台のうち、壮観の大高森、麗観の富山、偉観の多聞山、幽観の扇谷は「四大観」と呼ばれ、それぞれ趣の異なる眺めが広がります。海側からは遊覧船が島々の間を縫って進み、島影の迫力を間近に味わえます。国宝の本堂と庫裏を持つ瑞巌寺、朱塗りの透かし橋で渡る五大堂、冬に旬を迎える牡蠣も外せません。遊覧船の発着場からは、参道や商店の並ぶ町並みも歩いて回ることができます。

【トリビア】

「松島やああ松島や松島や」の句は芭蕉の作としてよく知られますが、『おくのほそ道』にこの句はなく、江戸時代後期の狂歌をもとに広まったとされています。芭蕉自身は松島で句を残さず、同行した曾良の句が本文に置かれました。瑞巌寺は828年に慈覚大師円仁が開いたと伝わり、慶長14年(1609年)に伊達政宗が再興しています。参道の脇には、供養のために掘られた洞窟群も残されています。

📅 最終更新: 2026/9/6
松島
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です