【概要】
柿田川は静岡県駿東郡清水町を流れる日本で最も短い一級河川(全長約1.2km)で、日本三大清流の一つ。富士山の伏流水を水源とし、1日約100万トンの湧水量は日本一を誇る。美しい青色の湧き間と清らかな水が国の天然記念物に指定されている。
【歴史】
柿田川は静岡県清水町を流れる全長わずか1.2キロメートルの短い川ですが、富士山の湧水を水源とする日本有数の清流です。富士山に降った雨や雪が数十年をかけて地下でろ過され、一日あたり約100万トンもの水が湧き出しています。1970年代まではゴミが捨てられて荒れていましたが、地元住民の保護運動によって柿田川公園として整備され、1980年には国の天然記念物に指定されました。
【特徴】
柿田川の水温は一年を通じて15度前後で安定しており、透明度の高さは目を見張るほどです。湧き間と呼ばれる湧水口では、砂が踊るように舞い上がる神秘的な光景を眺めることができます。第2展望台から見下ろす青い湧き間はコバルトブルーに輝き、写真に収めようと訪れる人が絶えません。流域には清らかな流れでしか育たないミシマバイカモが群生し、初夏には白い花を咲かせます。
【見どころ】
柿田川公園は無料で散策でき、第1展望台と第2展望台から湧き間の様子を観察できます。とりわけ第2展望台から望む青い湧き間は必見といえるでしょう。園内には湧水を飲める水汲み場があり、持ち帰ることもできます。周辺には湧水を生かした豆腐料理やそばの店が点在しています。近くの三島でクリアカヤックやSUPを体験してから立ち寄る過ごし方も人気です。
【トリビア】
柿田川の水は名水百選と、21世紀に残したい日本の自然100選の両方に選ばれています。かつては紡績工場の工業用水として使われていましたが、住民運動によって保護されるようになりました。青い湧き間が青く見えるのは、水の純度が高く太陽光が屈折するためだと考えられています。狩野川に合流するまでのわずかな距離に、これだけの水量が湧き出しているのは驚きです。

