【概要】
稲佐山は長崎県長崎市にある標高333mの山で、日本三大夜景にして世界新三大夜景の一つ。すり鉢状の地形に家々の明かりが立体的に広がり、長崎港を中心に輝く夜景は「1000万ドルの夜景」と称される。2011年にモナコ・香港と並んで世界新三大夜景に認定された。
【歴史】
長崎県長崎市は古くから海外への窓口として栄え、斜面に家々が張り付くように建ち並ぶ独特の都市構造を持っています。この急斜面の住宅地が生み出す立体的な光が、ほかにはない夜景の美しさを育ててきました。2012年には香港、モナコとともに「世界新三大夜景都市」に選ばれ、2021年の再認定でもモナコ、上海と並んで名を連ねています。2015年には日本新三大夜景都市の第1位にも選ばれました。
【特徴】
すり鉢状の地形のため、対岸の灯りが標高333メートルの山頂展望台に向かって迫ってくるような迫力があります。観客席からステージを見下ろすような感覚といえばよいでしょうか。360度見渡せる展望台からは、長崎港を中心に広がる光の劇場を一望できます。水面に映り込む光のリフレクションが加わるのも、港町ならではの魅力といえるでしょう。
【見どころ】
2020年1月に運行を始めた長崎稲佐山スロープカーは、中腹の駐車場と山頂を約8分で結んでいます。全面ガラス張りの車両で、移動中も景色を独り占めできるのがうれしいところです。山頂展望台にはレストランやカフェがあり、夜景を眺めながらトルコライスやちゃんぽんといった長崎グルメを味わえます。ロープウェイを使えば市街地側から一気に山頂へ上がることもできます。
【トリビア】
展望台の床には無数のLED照明が埋め込まれており、一定時間ごとに色が変わったり点滅したりする演出が楽しめます。その中にたった一つだけハート型のライトが紛れ込んでおり、見つけると恋が叶うというジンクスが語り継がれてきました。カップルで探してみるのも定番の過ごし方です。山頂は風が強く気温も下がるので、夏でも羽織るものがあると安心でしょう。

