一橋大学

(ひとつばしだいがく)
📍 東京都 国立市🏯 歴史🎭 文化⛰️ 名所

【概要】

旧東京商科大学。官立の旧制商科大学の一つとして設立され、社会科学系の難関大学として知られます。国立キャンパスにはロマネスク様式の兼松講堂などの歴史的建造物が緑豊かな環境の中に佇んでいます。

【歴史】

一橋大学の起源は1875年(明治8年)、森有礼が東京・銀座に私設した商法講習所にさかのぼります。東京商業学校、高等商業学校を経て1920年に日本初の商科大学である東京商科大学に昇格し、関東大震災後の1927年から国立への移転が進められました。戦時中は東京産業大学と改称され、1949年の学制改革で新制の一橋大学が発足し、旧三商大の筆頭として現在に至ります。

【特徴】

商学・経済学・法学・社会学を中心とする社会科学系の大学で、少人数のゼミナールを教育の柱に据える伝統があります。設立以来「産業界の指導者(キャプテン・オブ・インダストリー)」の育成を掲げ、財界人や経営者、研究者を数多く輩出してきました。学生数が比較的少ない分だけ教員との距離が近く、文系の国立大学として全国から志願者を集める難関校として知られています。

【見どころ】

東京都国立市の国立キャンパスに立つ兼松講堂は、兼松商店の寄贈により建築家・伊東忠太の設計で1927年に完成したロマネスク様式の講堂で、2000年に国の登録有形文化財に登録されました。外壁や柱には伊東が好んだ怪獣の彫刻がおよそ100体も配され、探して歩くのも楽しみの一つです。大学通りの桜並木や図書館など、緑に包まれたキャンパス全体が近代建築の宝庫となっています。

【トリビア】

同窓会の名称「如水会」は、創立に尽力した渋沢栄一が中国の古典『礼記』の一節「君子の交わりは淡きこと水の如し」から名付けたもので、1914年に発足しました。また1908年から翌年にかけては、政府が高等商業学校を帝国大学へ併合しようとしたことに学生が総退学で抗議した「申酉事件」が起こり、渋沢の助力で収拾されたと伝わります。この出来事が一橋大学の独立を守ったともいわれます。

📅 最終更新: 2026/9/6
一橋大学
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です