秋田美人

(あきたびじん)
📍 秋田県 秋田市🎭 文化📦 その他

【概要】

秋田県出身の美人の総称。日照時間が短く紫外線が少ない気候と、高い湿度により、色白できめ細かい肌を持つ女性が多いとされる。小野小町の出身地と伝えられ、佐々木希や壇蜜など多くの有名人を輩出している。

【歴史】

秋田美人という言葉が広まったのは意外に新しく、明治以降の花柳界がその発祥とされています。秋田県秋田市にある川反は、1886年の大火のあとに花街として整えられ、東京などから訪れた文人が美人の多さを書き立てたことで評判が全国へ広がったと伝わります。作家の司馬遼太郎も、大正末から昭和初期に西洋映画が流入して美の基準が変わるなかで秋田美人が語られ始めたと述べています。

【特徴】

秋田美人の特徴としてまず挙げられるのは、抜けるように色白できめの細かい肌です。東北の日本海側は全国でも日照時間が短く紫外線の影響を受けにくいうえ、冬は雪に閉ざされて屋内で過ごす時間が長くなります。加えて湿度が高く、雪解け水に恵まれた環境が肌の潤いを保つとも語られます。1966年には湯沢市の医師が、色白の人の割合は日本人平均の二割に対し秋田県では三割近いとする調査を発表しました。

【見どころ】

秋田美人の原点としてしばしば語られるのが、平安時代の歌人である小野小町です。六歌仙に選ばれた唯一の女性で、生誕地は諸説あるものの湯沢市小野が有力とされ、平等院鳳凰堂を模した朱塗りの小町堂が建てられています。毎年6月には小町まつりが開かれ、稚児行列や小町が詠んだとされる和歌の奉納でにぎわいます。現代でも秋田県出身の俳優やモデル、アナウンサーが数多く活躍しています。

【トリビア】

秋田美人の由来として有名なのが、関ヶ原の戦いののちに常陸から出羽へ転封となった佐竹氏の逸話です。国替えを命じられた佐竹氏が領内の美女をこぞって秋田へ連れて行き、のちに水戸へ入った徳川頼房が抗議したところ、美しくない女性ばかりを送り返したと伝わります。もちろん史実の裏づけはなく、後世に生まれた俗説と考えられていますが、秋田美人という言葉の浸透ぶりを示す逸話として今も語り草になっています。

📅 最終更新: 2026/9/6
秋田美人
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です